国/通貨の特徴、情報の読み方

経済指標の読み方

経済指標などの数値発表は、各国の金融政策や政治的判断に大きな影響を及ぼすため、トレーディングにおいて重要な要素として注目されています。ただ、発表されるものは大変多いため、その中でも最も大きい影響やボラティリティを生み出す可能性がある経済指標や発表イベントは何かを把握し、マーケットの一歩先を狙うことが重要です。
それでは、最も注目されている指標についていくつか見ていきましょう。



雇用統計
米国のNFP(非農業部門雇用者数)にせよ、またオーストラリアのEmployment Change(雇用者数増減)にせよ、いずれにしても雇用統計に関する指標は国家・地域ごとの成長または縮小を測る極めて重要なデータです。
世界各国の中央銀行は、「健全な雇用・就業状況」に類するものを確保する責任があります。このため、自国の雇用・就業状況があるべき状態にないとみられる場合、金融・財政政策によって、他の様々な経済要素も含めて影響を与えようとします。


消費者物価指数(CPI)
「健全な雇用・就業状況」とともに、常に各国の中央銀行の責任とされるのが「物価の安定」です。インフレ率(物価上昇率)を測る指標として、生産者物価指数(PPI)、輸入/輸出価格、食糧価格指数(FPI)、小売物価指数(RPI)、卸売物価指数(WPI)、その他様々なものがありますが、その中において消費者物価指数(CPI)は、消費者の行動に近いという意味でとりわけ重要視されているといえるでしょう。成熟した先進国経済においては、CPIの数値としてだいたい一般的に1%~3%の範囲を適正とします。


中央銀行定期会合
各国の中央銀行が今後将来にわたってどのような金融政策を打ち出していくのか?これを読み解くカギを探して、投資家たちは経済指標を追っています。したがって、各国の中央銀行の決定内容だけでなく、それをどう実際に実行していくか、ということを常に追っていくことが重要だといえるでしょう。中央銀行の定期会合では、政策金利の引き上げや引き下げ、将来の政策の予告や地ならし、慣例を打ち破る政策の導入などが発表され、その効果も即座に現れるものから長期にわたるものまで様々です。


消費者と民間経済の動向および相関関係
毎月世界中で、マス消費者や民間企業の景況感に関するデータが公表されます。これらの数値は変動が大きいものではありますが、いずれにしても各エリアのマーケットの見通しに影響を与えています。なお、企業心理は経済の先行きについてより敏感かつある程度楽観的にとらえ、消費者の心理・動向よりも先に動く傾向があります。もし、企業関連の指数と消費者関連の指数が同じ方向を向いている場合、通常マーケットにおいては強いシグナルとみなされます。


小売売上高
先進国経済において、消費者の動向は主要な原動力のひとつです。小売売上高は消費傾向を他の指標に比べてより忠実に反映するとされており、広く注目されています。



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