FX取引の基本

外国為替取引でよくある5つの失敗

外国為替取引は、レバレッジの効いた刺激的な挑戦ですが、注意深く取り組まないと、結果として、あなたは落胆することになります。そのため、外国為替取引の初心者であっても、経験豊富なベテランであったとしても、取引で結果を出すためには、以下5つの失敗をしないことが重要です。

1. 下調べをしない

為替レートは、各国経済と密接に関連しており、多くの要因に影響を受けます。そして、四六時中取引されているということは、裏を返せば、マーケットを動かす出来事が、常にどこかで起こっているということなのです。

取引に入る前に、必ず下調べをしましょう。取引に影響する今後の経済イベントを把握するだけではなく、そのイベントによって、マーケットがどのように動くかを予測しておく必要があります。そして、テクニカル指標ではどういった分析になるかを把握し、経済イベントに関するファンダメンタル分析との兼ね合いをしっかり意識しておきましょう。

2. 許容範囲を超えたリスクをとる

新米トレーダーによくあるミスというのは、レバレッジがどのように働くか、ということを十分に理解していないことです。事前に計画していた以上の資金を、突発的に、リスクにさらさないよう、証拠金取引とレバレッジの特性について、あらかじめしっかりと理解しておきましょう。

多くのトレーダーは、資金総額に対して1~3%を、一度の取引で許容しうる最大のリスクと考えます。例えば、もし資金が500万円で、2%までのリスクを許容するとすれば、一度の取引で10万円以上の損失を出すことは許されません。最大のリスクを設定したら、それを厳守することが重要なのです。

3. 網を張らない取引

外国為替取引のマーケットを四六時中監視し続けることはできません。そこで、あらかじめ設定したレートで、ポジションの保有または決済を行えるリミットオーダー(指値注文)やストップオーダー(逆指値注文)は非常に役立ちます。これによって、取引を行えないタイミングであっても、代わりに取引システムが注文を実行してくれます。それだけではなく、取引が終了するまで集中して相場と向き合うことができるようになります。また、事前に決済注文を設定することで、感情に左右されずに取引を行えるようにもなります。つまり、条件付き注文を設定することで得られる効果は、損失に対するリスクを限定する、だけではないのです。

4. 過剰反応

例え1回の損失であっても、気持ちの良いものではありません。それによって感情が刺激され、あなたは合理性を失い、反射的に、事前のトレードプランにはなかったフォロー目的の取引を行おうとしてしまいます。

常にすばらしい取引をするトレーダーというのは存在しません。損失は実際の取引にはつきものだと割り切り、事前に定めたルールを厳守しましょう。長い目で見れば、損失は、あなたのトレードプランの中でカバーされていくことになります。もしそうならないのなら、そのルール自体を見直し、改善する必要があります。

5. 苦労して稼いだ資金による挑戦的な取引

苦労して稼いだ資金で、新たなトレードプランを試すというのは、全くルールのない取引をするのと同じくらいリスクがあります。実際の資金でその取引手法を試す前に、普段利用している取引システムでデモ口座を開設し、仮想資金を使って取引の感覚をつかみましょう。

もちろん、実際の資金の時と全く同じ感情というのは経験できませんが、取引が思うようにいかなかった際、反射的にどのような感情になるか、ということを把握することができます。何よりも、資金的なリスクを抱えずに失敗から学ぶことができます。