テクニカル分析

ピボットポイント

ピボットポイントは、マーケットにおけるテクニカル面での重要なレベルを示すインディケーターとして使用されています。他の方法で引いたサポートラインやレジスタンスライン、またフィボナッチ分析などと組み合わせて使うことでより効果的なツールとなることでしょう。

ピボットポイントは、前日(場合によっては前週や前月など)の高値・安値・終値から基本の「ピボット」という値のラインを算出し、それを用いて更にピボットの上方と下方それぞれ3つ、合計6つのラインを設定するものです。

ピボットの上方の3本のレベルは、レジスタンスライン(上値抵抗線)の意味のRから、R1、R2、R3となります。R1が最も上方に位置し、ピボットから最も遠くなります。また、ピボットの下方の3本のレベルは、サポートライン(下値支持線)の意味のSから、S1、S2、S3となります。Sの場合はピボットに近いものがS1、最も遠く下方に位置するのがS3です。
基本的には、現在値がピボットラインを上回っている場合には上昇サイン、ピボットラインを下回っている場合には下降サインと見ます。
その上で、Rラインは値上がりの、またSラインは値下がりのターゲットとして仮定します。RやSといった呼び名は一応のもので、それぞれのラインは突破されることによってサポートとレジスタンスの両方の目安となります。例えば、価格がR3を目標に上昇した後、R3を突破すると次にR2を目指していくと同時に、突破されたR3はサポートの目安になります。
このようにそれぞれのラインでは、通常のサポート/レジスタンスラインと同じく、「もみ合い」「反転」「突破」の3パターンが発生しうるため、指値や逆指値の注文、また時にはポジション反転のためのドテン注文を置くなど、読み方によって活用方法は様々です。他のインディケーターやテクニカル分析などを合わせて、複合的に見るとよいでしょう。

ピボットポイントが注目される理由

数ある分析ツールの中でも、ピボットポイントは多くのマーケット参加者に注目されているといわれます。実際にマーケットを見ていると、ピボットの6本のライン付近で売買機会が見られることがわかります(もちろんピボット以外のところで動くことも多いです)。
マーケット参加者がピボットポイントを信頼する理由は、「恣意性がある程度排除されていること」にあります。通常、インディケーターや分析ツールは、入力するパラメータ(設定値)や、取る範囲によって、形も分析結果も変わってくるため、マーケット参加者が目安として見ているポイントが多様化することになります。しかしピボットポイントの場合、すでに決定している前日(前週や前月などの場合もあります)の高値・安値・終値をもとにしているため、ピボットポイントを使用している参加者はほぼ同じポイントを目安として見ることになります。このため、「何かが起こりうる」ポイントとしてライン付近に売買やその準備が集中する可能性が比較的高まるのです。
もちろん、業者ごとで価格が異なる可能性があり、またマーケットの状況によってピボットの各ラインを無視するほど勢いが強いこともありますので、様々な見方で冷静に取引する必要はありますが、いずれにしてもサポートとレジスタンスの目安、またマーケットの暗黙の同意を測る上で、ピボットポイントは「見て損はない」、おススメ分析手法といえるでしょう。

ピボットポイントを使う

FOREX.comはピボットポイントをウェブサイトで公開しています。

通貨ペアを選択し、「詳細表示」をクリックすると、すべての数値が表示されます。
「ピボットポイント」の価格、そしてR3からS3までの6本のラインを、取引しているチャートに引きます。
なお、自動でラインをチャートに表示させる方法もあります。
MT4の場合は、ピボットポイントを表示するためのインディケーターが様々なところで配布・販売されていますので、ダウンロードしてお使いのMT4ターミナルに実装すればOKです(導入にあたってはお客様ご自身でよくご確認の上、ご自身の責任で実装ください)。

また、ヴァントレのプラットフォームにはデフォルトでピボットポイントが実装されており、すぐに使えるようになっています。
ぜひ、ヴァントレのライブ口座でも使ってみてください。

ヴァントレでチャートにピボットポイントを表示する方法

チャート上のツールメニュー(時間軸メニューの右側)から、「インディケータを追加」を選択します。

「ピボットポイント」を選択します。その際、右側の設定メニューで、「ピボットポイントカラー」を白から他の見やすい色に変更するとよいでしょう。

このように表示されます。