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US本社から入電!
ドル円の再びの下落トレンドに注意!イベントの読み方に異変?

2016 04 05 Special Report USDJPY Slide
出典: FOREX.com

先週、FRB のイエレン議長が意外にもハト派的で慎重なコメントを出したことでマーケットが動きまし たが、その余韻からドル円は下降トレンドに戻り、111.00 のメジャーサポートラインを割っています。 先週金曜日の雇用統計(非農業部門就業者数)の数値が予想よりも良好だったため、株式市場への好材料 となり、安全通貨としての円への資金流入が一旦落ち着いたようにみえましたが、にもかかわらず円高 への傾きが続いています。

金曜日の雇用統計では、雇用の増加が事前予想の 206,000 を上回り 215,000 と発表されましたが、そ の週の初めにイエレン議長の穏健的発言がインフレ予想の低迷の可能性を生んだことによるドルの急落 を回復させるには至りませんでした。市場参加者による近い時期の追加利上げの期待は徐々に下がって きているため、ドルへの重しは引き続きのしかかるといえそうです。

ドル円価格に集中してみると、すでにキーとなる 111.00 レベルに達し、突破しています。2 月以来、 このレベルは今回の突破以前に少なくとも 3 回は達していました。この 111.00 レベルは、過去 2 ヵ月 間の良好な部分と合わせて形成している大きな下向きトライアングルの下部ボーダーでもあります。先 週初めには、このトライアングルの上部ボーダーに達しました。そのレベルは 50 日移動平均線のキー レベルでもあり、そこからドルは現在の下降トレンドに入っています。

FRB が徐々にハト派的になってきていることを受け、ドルも下降トレンドに押されていっています。し かも、日銀の追加緩和や米国の雇用統計を含む経済指標のプラス材料など、ドル円にとってはプラスの 要因が重なったにもかかわらず、思ったような効果は得られなかったといえます。これで株式市場の現 在の堅調ぶりに調整や引き戻しが入ると、安全通貨である円への資金の流れが加速し、さらにドル円の 下降が続く可能性が高まるでしょう。

ドル円が 111.00 のサポートレベルや下向きトライアングルパターンを破って下落したことで、過去数 ヵ月でおおむね続いている下降トレンドが継続することになり、今後は 110.00 やさらに 108.00 のサ ポートレベルを目指していくことになりそうです。

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