本日の東京市場ではドル円は方向感のない動き、海外市場ではユーロドルは底堅い動き - Asia Market Report

本日の東京市場では、ドル円は方向感のない動きとなりました。朝方は一時130.20円まで値を上げる場面もみられましたが、NY時間安値からの戻り高値130.35円が目先の目処として意識されたほか、仲値付近では本邦輸出の売りが持ち込まれたことから129.86円まで下押ししました。ただ、午後に入ってからは再び下値を切り上げる動きに。早朝の高値を上抜けて一時130.33円まで買い戻されるなど、FOMCを控えて神経質な動き繰り返しています。日経平均は寄付きから220円を超える上昇となったものの、その後は戻り売りに押される展開に。後場に入ってからは更に上げ幅を消す動きとなると、結局、19.77円高で月初の取引を終えています。

本日の海外市場では、ユーロドルは底堅い動きとなっています。アジア時間は狭いレンジのなかではあったものの、1.0877ドルと昨日高値1.0875ドルをわずかに上抜けました。市場参加者からは「26日の高値1.0929ドルが戻りの目処」との声も聞かれています。ドル円は「26日の高値130.62円がレジスタンスレベル」として意識されています。今日の経済指標では、17時50分に仏、55分に独、18時にユーロ圏、30分に英の1月製造業PMI改定値が発表されます。19時には1月ユーロ圏HICP速報値、12月ユーロ圏失業率が予定されています。22時15分には1月ADP全米雇用報告、23時45分には1月米製造業PMI改定値、24時には1月米ISM製造業景気指数、12月米建設支出、翌00時30分にはEIA週間在庫統計が公表されます。翌4時にはFOMCが政策金利を決定するほか、4時30分にはパウエルFRB議長が定例記者会見を行います。また、6時にはブラジル中銀が政策金利を決定します。