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Brexit: FOREX.comリサーチチーム緊急提言!「ポンドの相手通貨による特徴をつかめ!」

いよいよ英国議会でのEU離脱案の採決が目前に迫っています。すでにレポートでお送りしている通り、ポンドを中心としたボラティリティの高まり、マーケットの乱高下に警戒する必要があります。
準備の十分でない中で取引するのは非常にリスクが大きいためおすすめしませんが、世界のトレーダーから多数要望をいただいていますので、より詳しいプロの視点、いわば「ボラティリティが高い時のポンド取引の心構え」という観点から、より詳しくお話をしてみたいと思います。

高ボラティリティ相場での最重要事項
まず何より忘れてはならないのは、急激な相場の変動では予想もつかないことが起こり得るということ、またたとえチャンスを狙いに行く時にも逆指値や追加入金等、一層の備えをしておき、余裕ある取引をするということです。相場が荒れることが分かっている場合には、一旦ポジションを閉じて様子を見て、方向性が見えてから慎重に取引を開始することも重要です。

ポンドの予想される方向と「相手通貨」
さて、一口にポンド取引といっても、相手通貨によって動き方の傾向が違うということはご存知でしょうか?当然といえば当然なのですが、実はポンド円(GBP/JPY)やポンドドル(GBP/USD)等の限られた通貨ペアにのみ集中しているトレーダーが多く、この点はあまり意識されていません。
短期的にポンドのボラティリティが高くなる時、ポンドと何の通貨のペアがどのような動き方をしがちか把握し、「取引銘柄を狙う」ことがまず重要なのです。
たとえば、ポンドが下がると予想した場合は、ポンドに比べてパフォーマンスの特に強い通貨と組み合わせたペアを選び、ポンドの「売り」(相手通貨の「買い」)を仕掛けます。
逆に、ポンドが上がると予想する場合は、ポンドに比べて特に弱いパフォーマンスの通貨を選び、ポンドの「買い」(相手通貨の「売り」)を入れるわけです。
こうやって、「組み合わせる通貨」と「動くタイミング」をどう選ぶかによって、損益は大きく変わってきます。

ペアによってボラティリティの傾向も違う
もう一つ重要なのは、「同じポンドクロスでも通貨ペアによって一般的なボラティリティの度合いが異なる」ということです。
例えば、ユーロポンド(EUR/GBP)はポンドクロスの中でも動きの少ないペアである一方、ポンド円(GBP/JPY)やポンド・ニュージーランド(GBP/NZD)は動きの大きい傾向にあるといえるでしょう。
したがって、もしポンドのボラティリティが高い状況で積極的にチャンスを狙うのであれば、ユーロポンド(EUR/GBP)よりもポンド・ニュージーランド(GBP/NZD)のほうが大きく利益を狙えることになります。ただその場合、当然ながら損失の可能性も大きくなります。それ以外のポンドクロスはそれほど差が出にくいといえるでしょう。
逆に、短期間で大きく変動するマーケットを避け、堅実に取引するのであれば、まずユーロポンド(EUR/GBP)を検討してみるのがよいでしょう。

いずれにしても、ボラティリティの高い状況では、予想を超えた幅、スピード、方向で値動きが起こり得ます。このため、いかにポンドにとって悪い材料がのしかかっていたとしても、予想に反してポンドが急騰することもあり得ます。例えばポンドを売り持ちしていた短期売買トレーダーが、一斉に利益確定などで手仕舞い、買いが殺到してポンドの押し上げ効果となることもあるためです。
今回のEU離脱関連の局面では、短期的には売りポジションのカバー以上の堅実で持続的なポンド上昇は可能性が低いとみていますが、重要なのは予想や状況判断で「決めつけ」を行わないことです。上記の一般的傾向を踏まえつつも、「何が起こるかわからない」ということを前提に、警戒を怠らずリスク管理をしてマーケットを追ってください。

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