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ECB議事録要旨でユーロ円は一転急反発

11日に公表されたECBの昨年12月の議事録要旨はユーロ圏の金融政策の引き締め傾向を予感させ、ユーロは急騰しました。現行の巨額の債券購入プログラムの縮小と政策金利についての議論が行われ、欧州の堅調な経済成長を背景として、金融政策を引き締めていくという期待が市場に高まっています。
このようにタカ派傾向のにじむ議事録要旨により、ユーロは米ドル、日本円、英ポンドなどの主要通貨に対し一時急騰しました。ユーロ円は今週初め、日銀が日本国債の超長期分の購入を縮小したことにより、現行の巨大な金融緩和策を近い将来に終えるのではとの観測を呼んだことで一時急落していましたが、今回の材料により、昨年8月につけた最安値から伸びる上昇サポートラインで反発しています。
今後の動きは、今週初めにおける予想から変わらず、やはり市場がECBの引き締めと日銀の緩和縮小のペースや度合いをどのように読み、予想していくかにかかってくるでしょう。
今回反発はしていますが、依然としてここ数日の円高傾向という背景は変わっていないこともあり、加えてユーロが現在の買われ過ぎ感の中でこれ以上の大きな伸びに迷うと、ユーロ円には重しがかかったままになるとも考えられます。
ユーロ円の弱気傾向で注意が必要なのは上述の昨年8月以来の上昇サポートラインを割るかどうかでしょう。決定的に割り込んだ場合、次の下降ターゲットは132.00から131.15のサポートエリアとなるでしょう。


出典: FOREX.com