FX Morning 04/01/2021

【前日の為替概況】ユーロ、月末・期末要因で上昇、対ドル1.1760 ドル、対円130.05 円

31 日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3 営業日ぶりに反発。終値は1.1730 ドルと前営業日 NY 終値(1.1717 ドル)と比べて0.0013 ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10 年債利回りが上 昇幅を縮めるなか、月末・期末のロンドン16 時(日本時間0 時)のフィキシングに向けて全般にドル売 りが進み、一時1.1760 ドルまで値を上げた。ただ、フィキシング通過後は米10 年債利回りが1.74%台 まで再度上昇したこともあって伸び悩む展開に。ユーロポンドなど一部ユーロクロスの下落につれた売り も進み、1.1720 ドル付近まで上値を切り下げた。

ユーロポンドは29 日につけた直近安値の0.8506 ポンドを下抜けて、一時0.8503 ポンドと昨年2 月以 来の安値を更新。この日発表された10-12 月期英国内総生産(GDP)改定値が予想より強い結果となった こと、フランスで新たなロックダウン開始が発表されたことなどが材料視された。

ドル円は6 日続伸。終値は110.72 円と前営業日NY 終値(110.36 円)と比べて36 銭程度のドル高水準 だった。ロンドンフィキシングにかけてドル売りが強まった場面では一時110.42 円付近まで下押しした。 ただ、フィキシングを通過すると米長期金利の上昇を手掛かりにした買い戻しが入り、110.70 円台まで 下値を切り上げた。

なお、引け間際にバイデン米大統領によるインフラ再構築計画についての演説が始まったが、すでに計 画の骨子が報道で伝わっていたこともあり、相場への影響は限定的だった。

ユーロ円は続伸。終値は129.86 円と前営業日NY 終値(129.30 円)と比べて56 銭程度のユーロ高水準 だった。23 時過ぎに一時130.05 円まで上昇する場面も見られたが、ドル絡みの取引が中心となったこと もあり、買いの勢いも長続きしなかった。総じて129 円台後半での方向感を欠いた動きとなった。

【本日の東京為替見通し】ドル円、明日の米3 月雇用統計への期待感から堅調推移か

本日の東京外国為替市場のドル円は、明日発表される米3 月雇用統計への期待感や新年度での本邦機関 投資家からの新規外債投資への期待感から底堅い展開が予想される。

ドル円のオーダーは、上値には、110.95-111.00 円に断続的にドル売りオーダー、111.10 円、111.20 円にもドル売りオーダーが控えている。下値には、110.40 円、110.20 円、110.00 円にドル買いオーダー が控えている。

8 時50 分に発表される3 月調査の日銀短観の大企業製造業の業況判断指数(DI)予想はゼロとなって おり、昨年9 月調査の▲27、12 月調査の▲10 からの改善傾向が見込まれている。1-3 月期の実質国内総 生産(GDP)は、緊急事態宣言によりマイナス成長への転落が警戒されているものの、業況判断指数は日経 平均株価の3 万円台乗せやドル円相場の堅調推移に象徴されるように、改善基調が見込まれている。リス クシナリオとしては、依然としてマイナス圏に沈んでいた場合となる。

バイデン米大統領は、2 兆2500 億ドル規模の8 年間でのインフラ計画を打ち出した。公共交通機関へ の連邦拠出の倍増を含め運輸に6200 億ドル、清潔な飲料水や高速ブロードバンドの整備など各家庭にお ける生活の質向上に関連した施策に6500 億ドル、米製造業の強化のために5800 億ドル、高齢者と障害者 の介護向上に4000 億ドルを振り向ける4 本柱から成る。製造業向け資金のうち非国防関連の研究開発に 過去最大の約1800 億ドルを充てるとしている。ホワイトハウスは、計画に盛り込まれた投資の財源には 増税による税収が充てられ、「向こう15 年間で完全に賄うことになる」と表明した。現行で21%の法人 税率を28%に引き上げるとともに、世界的に事業展開する企業の利益に税率21%のミニマム税を適用す るとしている。今後は、大規模な財政出動を受けた財政赤字や法人税や所得税増税を受けたニューヨーク 株式市場の動向を見極めていくことになる。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○08:50 ☆ 日銀・企業短期経済観測調査(短観、3 月調査)
☆ 大企業製造業の業況判断指数(DI、予想:ゼロ)
◎ 大企業非製造業の業況判断指数(DI、予想:▲5)
◎ 大企業製造業DI・6 月見込み(予想:4)
◎ 大企業非製造業DI・6 月見込み(予想:▲2)
◎ 大企業全産業設備投資計画(前年度比、予想:▲1.4%)
○08:50 ◇ 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
○09:30 ◇ 2 月豪貿易収支(予想:97.00 億豪ドルの黒字)
○10:45 ◎ 3 月Caixin 中国製造業購買担当者景気指数(PMI、予想:51.3)
○15:00 ◎ 2 月独小売売上高指数(予想:前月比2.0%/前年比▲6.3%)
○15:30 ◎ 3 月スイス消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.4%)
○15:30 ◇ 2 月スイス小売売上高
○16:00 ◇ 3 月トルコ製造業PMI
○16:30 ◇ 3 月スイスSVME 購買部協会景気指数(予想:64.5)
○16:50 ◎ 3 月仏製造業PMI 改定値(予想:58.8)
○16:55 ◎ 3 月独製造業PMI 改定値(予想:66.6)
○17:00 ◎ 3 月ユーロ圏製造業PMI 改定値(予想:62.4)
○17:30 ◎ 3 月英製造業PMI 改定値(予想:57.9)
○20:30 ◇ 3 月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ)
○21:30 ◇ 2 月カナダ住宅建設許可件数(予想:前月比▲1.4%)
○21:30 ◎ 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:68.0 万件/377.5 万人)
○22:45 ◎ 3 月米製造業PMI 改定値(予想:59.2)
○23:00 ☆ 3 月米ISM 製造業景気指数(予想:61.3)
○23:00 ◇ 2 月米建設支出(予想:前月比▲1.0%)
○2 日01:00 ☆ 10-12 月期ロシア国内総生産(GDP、予想:前年比▲2.2%)
○2 日02:00 ◎ ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
○2 日03:00 ◎ 3 月ブラジル貿易収支(予想:31.00 億ドルの黒字)
○ノルウェー、メキシコ(聖木曜日)、休場
〇石油輸出国機構(OPEC)など主要産油国の閣僚会合(テレビ会議)

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

31 日16:19 レーン・フィンランド中銀総裁
「インフレ見通しは弱い、緩和政策が必須」

31 日17:17 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「刺激策の終了前には、十分な周知を行う」

31 日17:56 日銀
※4 月の国債買い入れ予定について
「オペの応札状況と国債の需給を踏まえ、買い入れ回 数とオファー金額を見直した」
「市場機能の維持と金利コントロールのバランスを取る ことが重要」
「コロナ禍続くもとではイールドカーブの低位安定の継続 を最優先すべき」

1 日03:26 マクロン仏大統領
「土曜日から4 週間にわたるロックダウンを開始する」
「学校は3 週間閉校する」
「来週から学校はリモート授業に移る」
「ロックダウン延長の可能性もある」
「家からの仕事ができず、子供の世話をしなくてはならな い労働者は休業手当の対象になる」

1 日 05:53 バイデン米大統領
「インフラ計画は雇用と家族の2 つに分かれる」
「家族についての部分は数週間以内に公表」
「計画は全ての人に機会を開くもの」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 01042021 chart 1

<ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目均衡表・転換線は一目・基準線を上回り、 遅行スパンは実線を上回り、雲の上で引けていることから、 三役好転の強い買いシグナルが点灯中。6 手連続陽線で上昇 して転換線を上回って引けており、続伸の可能性が示唆され ている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 111.30(2020/3/26 高値)
前日終値 110.72
サポート1 109.69(日足一目均衡表・転換線)
サポート2 108.73(3/25 安値)
fx morning 01042021 chart 2

<ユーロドル=転換線を抵抗に戻り売りスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパン は実線を下回り、一目・雲の下で引けていることから、三 役逆転の強い売りシグナルが点灯中。2 手連続陰線で下落後、 孕み線で反発したものの、転換線を下回って引けていること から反落の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線 を上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.1826(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 1.1730
サポート1 1.1612(2020/9/25 安値)
fx morning 01042021 chart 3

<ユーロ円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を下回っているものの、 遅行スパンは実線を上回り、一目・雲の上で引けているこ とで、買いシグナルが優勢な展開となっている。2 手連続陽 線で転換線を上回って引けていることから続伸の可能性が 示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同 線を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 130.67(3/18 高値)
前日終値 129.86
サポート1 129.17(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 01042021 chart 4

<豪ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパン は実線を下回り、一目・雲の上で引けているものの、売り シグナルが優勢な展開となっている。しかし、5 手連続陽線 で転換線を上回っていることから続伸の可能性が示唆され ている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同 線を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 85.45(3/18 高値)
前日終値 84.10
サポート1 83.38(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 01042021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

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