FX Morning 06/01/2021

【前日の為替概況】月末のリバランス取引でドル売り、対円109.35 円、対ユーロ1.2231 ドル

31 日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5 営業日ぶりに反落。終値は109.58 円と前営業日NY 終 値(109.85 円)と比べて27 銭程度のドル安水準だった。米国がメモリアルデー、英国がスプリング・バ ンク・ホリデーで休場となったことから市場参加者が激減し商いは低調だったが、月末を迎えたロンドン 16 時(日本時間24 時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると一時109.35 円と日通 し安値を付けた。

ただ、フィキシング通過後は下げ渋る展開となった。一目均衡表転換線が位置する109.38 円付近がサ ポートとして意識された面もあり、一時109.60 円付近まで値を戻した。

ユーロドルは反発。終値は1.2227 ドルと前営業日NY 終値(1.2192 ドル)と比べて0.0035 ドル程度の ユーロ高水準だった。英米市場が休場で薄商いとなる中、しばらくは1.21 ドル台後半でのもみ合いが続 いていたが、ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると一時1.2231 ドルと日通 し高値を付けた。もっとも、フィキシング通過後は1.22 ドル台前半で値動きが鈍った。

ユーロ円は小幅ながら3 日続伸。終値は133.97 円と前営業日NY 終値(133.93 円)と比べて4 銭程度 のユーロ高水準。20 時30 分前に一時133.66 円と日通し安値を付けたものの、そのあとはユーロドルの 上昇やドル円の下げ渋りにつれた買いが入り一時133.99 円付近まで持ち直した。

【本日の東京為替見通し】豪準備銀行(RBA)のタカ派声明に要警戒か

本日の東京外国為替市場のドル円は、先週末から110 円台での本邦輸出企業のドル売り圧力が確認でき たことから、上値が重い展開が予想される。

ドル円は、先週金曜日に110.20 円まで上昇したものの、本邦輸出企業からのドル売りオーダーが上値 を抑え、昨日も110.00 円台には本邦輸出企業のドル売りオーダー、109 円台後半では本邦輸出企業から のドル売りが観測された。

米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している米4 月個人消費支出(PCE)価格指数コア デフレーターが前年同月比3.1%上昇したものの、米10 年債利回りは1.60%を下回っており、4 日に発 表される米5 月雇用統計に向けて、上値が重い展開が予想される。

10 時45 分に発表される5 月Caixin 中国製造業PMI の予想は51.9 で、4 月の51.9 と変わらずと見込ま れている。昨日発表された5 月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.0 で、4 月の51.1 から低下、 5 月非製造業PMI は55.2 で、4 月の54.9 から上昇していた。中国の景気回復基調の鈍化が警戒されつつ あることでネガティブサプライズに要警戒となる。

13 時30 分に発表される豪準備銀行(RBA)の金融政策では、政策金利や3 年債利回りの目標水準など の現状維持が予想されている。しかしながら、オーストラリアの1-3 月期賃金指数が賃金インフレ懸念を 示唆し、4 月雇用統計では失業率が低下していたこと、さらに、NZ 準備銀行(RBNZ)が来年の利上げ開始 を示唆したことから、RBA 声明でのタカ派的なスタンスに要警戒となる。

ドル円のオーダー状況は、109.50 円の明日のNY カットオプションを軸にして、上値には、109.80-110.00 円に断続的にドル売りオーダーが控えている。下値には、108.90-109.30 円に断続的にドル買いオーダー が控えている。

ドル円のテクニカルポイントは、上値が5 月28 日の高値の110.20 円、下値が5 月31 日の安値で一目・ 転換線の109.38 円、一目・基準線の109.14 円となっている。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○08:50 ◇ 1-3 月期の法人企業統計調査(法人季報、ソフトウェアを含む設備投資額、予想:前年比▲ 6.8%)

<海外>
○07:45 ◎ 4 月ニュージーランド(NZ)住宅建設許可件数
○10:30 ◇ 1-3 月期豪経常収支(予想:179 億豪ドルの黒字)
○10:30 ◎ 4 月豪住宅建設許可件数(予想:前月比▲10.0%)
○10:45 ◎ 5 月Caixin 中国製造業購買担当者景気指数(PMI、予想:51.9)
○13:30 ☆ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表(予想:0.10%で据え置き)
○15:00 ◇ 5 月英ネーションワイド住宅価格指数(予想:前月比0.8%)
○15:30 ◇ 4 月スイス小売売上高
○16:00 ◎ 1-3 月期スイス国内総生産(GDP、予想:前期比▲0.4%/前年比▲0.2%)
○16:00 ◇ 5 月トルコ製造業PMI
○16:30 ◇ 5 月スイスSVME 購買部協会景気指数(予想:68.0)
○16:50 ◎ 5 月仏製造業PMI 改定値(予想:59.2)
○16:55 ◎ 5 月独製造業PMI 改定値(予想:64.0)
○16:55 ◎ 5 月独雇用統計(予想:失業率6.0%/失業者数変化▲0.9 万人)
○17:00 ◎ 5 月ユーロ圏製造業PMI 改定値(予想:62.8)
○17:30 ◎ 5 月英製造業PMI 改定値(予想:66.1)
○18:00 ◎ 4 月ユーロ圏失業率(予想:8.1%)
○18:00 ☆ 5 月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(予想:前年比1.9%)
○18:00 ☆ 5 月ユーロ圏HICP コア速報値(予想:前年比0.9%)
○21:00 ☆ 1-3 月期ブラジルGDP(予想:前年同期比0.8%)
○21:30 ☆ 3 月カナダGDP(予想:前月比1.0%/前年比6.5%)
☆ 1-3 月期カナダGDP(予想:前期比6.6%)
○22:45 ◎ 5 月米製造業PMI 改定値(予想:61.5)
○23:00 ◇ 4 月米建設支出(予想:前月比0.5%)
○23:00 ☆ 5 月米ISM 製造業景気指数(予想:60.9)
○23:00 ◎ クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長、インタビュー
○24:00 ◎ ベイリー英中銀(BOE)総裁、講演
○2 日03:00 ◎ 5 月ブラジル貿易収支(予想:95.00 億ドルの黒字)
○2 日03:00 ◎ ブレイナードFRB 理事、講演
〇石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国による「OPEC プラス」閣僚級会合(テレビ会議)

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

31 日14:45 ルメール仏経済・財務相
「政府は、依然として今年の成長率5%を目指している」

31 日16:46 中国外務省
「豪とNZ が中国の人権問題に一致した対応とることに ついて、外国の干渉に断固反対する」

31 日17:39 ビスコ伊中銀総裁
「中期的なインフレ傾向は依然として弱い」
「経済回復の強さは不確実性が残り、資金調達条件は 長期間に渡り支援的であり続ける必要がある」
「経済見通しからは大幅かつ持続的な金利上昇は正当 化されず、欧州中央銀行の債券購入プログラムをフル 活用して対抗」

31 日17:44 ザンガネ・イラン石油相
「イランは石油の生産量を引き上げるべき」
「石油の生産量引き上げは国の安定性と政治力が向上 する」

31 日20:26 イングベス・リクスバンク(スウェーデン中 銀)総裁
「我々の予測が正しければ、インフレ率は短期的に1% 以下に低下する」
「インフレ率がしばらくの間2%以上であっても大きな心 配はない」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 01062021 chart 1

<ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。4 手連続陽線で上昇 後、抱き線で反落したものの、転換線を上回って引けている ことから反発の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 110.20(5/28 高値)
前日終値 109.58
サポート1 109.38(日足一目均衡表・転換線)
サポート2 109.14(日足一目均衡表・基準線)
fx morning 01062021 chart 2

<ユーロドル=基準線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。抱き線で上昇し、転 換線を上回って引けていることから続伸の可能性が示唆さ れている。
本日は、基準線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.2266(5/25 高値)
前日終値 1.2227
サポート1 1.2126(日足一目均衡表・基準線)
fx morning 01062021 chart 3

<ユーロ円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。高値圏での被せ線で 反落しているものの、転換線を上回って引けていることから 反発の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 134.80(2018/2/8 高値)
前日終値 133.97
サポート1 133.31(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 01062021 chart 4

<豪ドル円=雲の上限を支持に押し目買いスタンス>
小陽線引け。一目・転換線は基準線を下回っているものの、 遅行スパンは実線を上回り、一目・雲の上で引けていること から、買いシグナルが優勢な展開となっている。転換線を上 回って引けていることで続伸の可能性が示唆されている。
本日は、雲の上限を支持に押し目買いスタンスで臨み、同 線を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 85.80(5/10 高値)
前日終値 84.75
サポート1 83.71(日足一目均衡表・雲の上限)
fx morning 01062021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたもので あり、通貨、CFD、その他あらゆる金融商品の、購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くあ りません。本文書に盛り込まれている、いかなる見解や情報も、予告や通知なく変更することが あります。本文書は、特定の投資目的や、何らかの財務的背景、特定の受領者の意思などに沿っ て書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている、あらゆる過去の価 格データ・価格推移データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供 元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書については英語版 を原版とし、翻訳版と原版で相違がある場合には、原版の内容が優先するものとします。本文書 の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことによる、いかなる人物や団 体が結果的に引き起こした損失についても、当社は一切その責を負いません。

先物取引、先物オプション取引、外国為替証拠金取引(またはFX)、CFD、その他、入金額より もレバレッジをかけて、より大きな金額で取引をする金融商品には、当初入金額を超える大きな 損失を被るリスクがあり、すべての人に適するわけではありません。レバレッジを大きくして取 引すると、その分リスクも高くなります。金スポットや銀の取引は、米国商品取引法(U.S. Commodity Exchange Act)の規制で保護されていません。また、差金決済取引(CFD)は米国 在住者の取引は許可されていません。外国為替証拠金取引(FX)や商品先物取引を行う前には、 投資目的、投資経験、リスク許容範囲等について十分検討する必要があります。本文書内にある、 いかなる見解、ニュース、調査、分析、価格その他についても、「本文書を読むいかなる人物や 団体も、FOREX.comが、投資、法的、税務に関して助言するものではないことを理解している」 ことを前提として、一般的な情報として提供されるものです。いかなる投資、法的、税務に関す る事柄についても、適切な専門家や助言者に相談をしてください。FOREX.comは、米国の商品先 物取引委員会(CFTC)、英国の金融行動監督機構(FCA)、オーストラリアのオーストラリア証 券投資委員会(ASIC)、日本の金融庁の規制を受けています。