FX Morning 04/02/2021

【前日の為替概況】米10 年債利回り1.66%台低下でドル弱含み、ユーロ1.1780 ドル、110.55 円

1 日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続伸。終値は1.1777 ドルと前営業日NY 終値(1.1730 ドル)と比べて0.0047 ドル程度のユーロ高水準だった。米10 年債利回りが1.66%台まで低下幅を拡大 したことをながめ、全般にドル売りが優勢となった。一時1.1780 ドルまで上昇し、その後も高値圏で底 堅く推移した。また、米ドルカナダドルは1.2544 カナダドルの安値まで米ドル安・カナダドル高が進行。 ドル全面安の流れに沿ったほか、原油先物相場が堅調に推移したことも産油国通貨であるカナダドルの支 えとなった。

ドル円は7 営業日ぶりに反落。終値は110.62 円と前営業日NY 終値(110.72 円)と比べて10 銭程度の ドル安水準だった。米長期金利低下によるドル売りの流れが強まるなか、一時110.55 円と日通し安値を つけた。一方で、クロス円の上昇につれた買いも入ったため、下押しも限られた。

なお、3 月米ISM 製造業景気指数は64.7 と市場予想の61.3 より強い結果となったが、相場への影響は 限定的だった。

ユーロ円は3 日続伸。終値は130.27 円と前営業日NY 終値(129.86 円)と比べて41 銭程度のユーロ高 水準だった。欧米株式相場や日経平均先物が総じて堅調に推移するなか、投資家のリスク志向改善を意識 した買いが広がった。一時130.27 円まで上値を伸ばした。

【本日の東京為替見通し】今夜の米3 月雇用統計を控えて動きづらい展開か

本日の東京外国為替市場のドル円は、今夜発表される米3 月雇用統計を控えて動きづらい展開の中、新 年度の本邦機関投資家からの新規外債投資への期待感から底堅い展開が予想される。

ドル円のオーダーは、上値には、110.90 円にドル売りオーダー、111.00 円にドル売りオーダー、超え るとストップロス買い、111.10-20 円には断続的にドル売りオーダーが控えている。下値には、110.50 円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売り、110.20-40 円には断続的にドル買いオーダーが控 えている。

米3 月の雇用統計の予想は、失業率が6.0%で2 月の6.2%から低下、非農業部門雇用者数は前月比+64.7 万人で2 月の前月比+37.9 万人からの改善が見込まれている。米3 月雇用統計が予想通りに改善していた 場合、来週発表される3 月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨での年内のテーパリング(資産購入 の段階的縮小)の可能性が警戒されることで、ドル買い要因となる。

3 月の雇用統計調査対象週(3/12)の失業保険継続受給者数は387.0 万人で、2 月の雇用統計調査対象 週の441.9 万人から減少し、3 月のADP 全国雇用者数は前月比+51.7 万人で2 月の前月比+17.6 万人から 改善、3 月のISM 製造業雇用指数は59.6 で、2 月の54.4 から改善しており、3 月雇用統計のポジティブ サプライズに要警戒となる。

リスクシナリオとしては、米中対立激化や北朝鮮によるミサイル発射実験の再開を受けた極東の地政学 リスク回避の円買い、世界的な新型コロナウイルス感染拡大第4 波の可能性、米国の双子の赤字の拡大を 受けた米国債格下げへの警戒感、などが挙げられる。

ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)によるパンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)による資産 購入額の増額、英国との北アイルランドやワクチン供給を巡る対立、都市封鎖(ロックダウン)による景 気減速への警戒感から上値が重い展開が予想される。ポンドドルも欧州との対立激化やロックダウンによ る景気減速への警戒感から上値は限定的か。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○08:50 ◇ 3 月マネタリーベース

<海外>
○15:45 ◇ 2 月仏財政収支
○21:30 ☆ 3 月米雇用統計(予想:非農業部門雇用者数変化64.7 万人/失業率6.0%/平均時給、前月比 0.1%/前年比4.5%)
○24:00 ◎ ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
○聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で豪州、NZ、香港、シンガポール、インド、ドイツ、スイス、フラン
ス、スウェーデン、ノルウェー、南アフリカ、英国、カナダ、メキシコ、ブラジルなど休場。米国は株式・商 品市場が休場、債券市場が短縮取引。
○4 日 豪州、NZ が冬時間に移行

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

1 日05:52 バイデン米大統領
「インフラ計画は雇用と家族の2 つに分かれる」
「家族についての部分は数週間以内に公表」
「計画は全ての人に機会を開くもの」

1 日16:04 レーンECB 専務理事兼チーフ・エコノミスト
「第1 四半期の経済成長は再び縮小した可能性」
「行動制限を更に延長するようならば、第2 四半期に影 響を及ぼすだろう」
「短期的な経済情勢、引き続き高い不確実性に直面して いる」
「20-21 年インフレ動向、パンデミックショックの影響大き い可能性」

1 日17:09 野口日銀審議委員
「今の政策で基本的には物価が下がる状況は解消され、 雇用や名目GDP も上向きになった」
「政策のオプションを整え、増やしておくことは非常に大 事」
「まずはコロナに対応、その後もう一度2%の物価目標 達成に向けて政策を進める必要がある」

1 日17:25 野口日銀審議委員
「ETF 買い入れ柔軟化、方向性としては結構なこと」
「副作用あっても、物価安定を支え適正な雇用を達成す るために必要なら追加緩和も検討」
「世界的に財政・金融政策を拡張してもそれほどインフ レにならない状況」

2 日01:36 マコーネル米上院少数党院内総務(共和党)
「バイデン米大統領による2 兆ドルのインフラ計画は、共 和党党員の支持を得ることはできないだろう」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 02042021 chart 1

<ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目均衡表・転換線は一目・基準線を上回り、 遅行スパンは実線を上回り、雲の上で引けていることから、 三役好転の強い買いシグナルが点灯している。6 手連続陽線 で上昇した後、孕み線で反落したものの転換線を上回って引 けていることから、反発の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 111.30(2020/3/26 高値)
前日終値 110.62
サポート1 109.69(日足一目均衡表・転換線)
サポート2 108.73(3/25 安値)
fx morning 02042021 chart 2

<ユーロドル=転換線を抵抗に戻り売りスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパン は実線を下回り、一目・雲の下で引けていることから、三 役逆転の強い売りシグナルが点灯中。2 手連続陰線で下落後、 孕み線、2 手連続陽線で反発したものの、転換線を下回って 引けていることから反落の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線 を上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.1823(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 1.1777
サポート1 1.1704(3/31 安値)
fx morning 02042021 chart 3

<ポンド円=4/1 安値を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパン は実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三 役好転の強い買いシグナルが点灯中。3 手連続陽線で転換線 を上回って引けていることから続伸の可能性が示唆されて いる。
本日は、4 月1 日の安値を支持に押し目買いスタンスで臨 み、同水準を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 153.76(2018/4/20 週高値)
前日終値 152.99
サポート1 152.30(4/1 安値)
fx morning 02042021 chart 4

<NZ ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパン は実線を下回り、一目・雲の上で引けているものの、売り シグナルが優勢な展開。しかし、6 手連続陽線で転換線を上 回っていることから続伸の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同 線を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 78.24(3/19 高値)
前日終値 77.63
サポート1 76.82(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 02042021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

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