FX Morning 06/02/2021

【前日の為替概況】ドル円、5月ISM 雇用指数50.9 を受けて、109.71 円から109.34 円へ弱含み

1 日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅ながら続落。終値は109.48 円と前営業日NY 終値 (109.58 円)と比べて10 銭程度のドル安水準だった。米長期金利の指標である米10 年債利回りが1.63% 台まで上昇したことを受けて円売り・ドル買いが先行。21 時30 分過ぎに一時109.71 円と日通し高値を 付けた。ただ、節目の110.00 円にかけては売りオーダーが並んでいることもあり上値は重かった。5 月 米ISM 製造業景気指数は61.2 と予想の60.9 を若干上回ったものの、ISM 雇用指数が50.9 と前月から悪 化し、予想の54.6 を下回ったため円買い・ドル売りで反応。23 時30 分前に一時109.34 円付近まで下押 しした。その後の戻りも109.50 円付近にとどまった。

ユーロドルは反落。終値は1.2213 ドルと前営業日NY 終値(1.2227 ドル)と比べて0.0014 ドル程度の ユーロ安水準だった。米ISM 製造業景気指数で原材料や労働力不足が顕著になると全般ドル売りが先行し、 一時1.2254 ドルと日通し高値を付けた。ただ、5 月26 日の高値1.2263 ドルや25 日の高値1.2266 ドル がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。5 時30 分過ぎには一時1.2212 ドルと日通し安値 を付けている。

ユーロ円は4 営業日ぶりに反落。終値は133.71 円と前営業日NY 終値(133.97 円)と比べて26 銭程度 のユーロ安水準。23 時前に一時134.13 円と2018 年2 月以来約3 年4 カ月ぶりの高値を付けたものの、 ユーロドルが失速するとユーロ円にも売りが出て一時133.70 円と日通し安値を更新した。

ブラジルレアルは堅調だった。対ドルでは一時5.1412 レアル前後と1 月4 日以来の高値を付けたほか、 対円では21.29 円と昨年6 月15 日以来約1 年ぶりの高値を更新した。1-3 月期ブラジル国内総生産(GDP) が前期比1.2%/前年同期比1.0%と予想の前期比0.8%/前年同期比0.7%を上回ったことを受けて、ブ ラジルの通貨レアルを買う動きが広がった。

ブラジルの代表的な株式指数であるボベスパ指数は前営業日比1.6%超上昇し、過去最高値を更新した。

【本日の東京為替見通し】豪1-3 月期国内総生産(GDP)のポジティブサプライズに要警戒か

本日の東京外国為替市場のドル円は、4 日に発表される米5 月雇用統計に向けて、動きづらい展開が予 想される。

ドル円の高値は、5 月28 日が110.20 円、5 月31 日が109.94 円、6 月1日が109.71 円と切り下がって きており、本邦輸出企業からのドル売り圧力が上値を抑える展開が続いている。

米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している米4 月個人消費支出(PCE)価格指数コア デフレーターが前年同月比3.1%上昇したものの、米10 年債利回りは1.60%台で推移しており、4 日に 発表される米5 月雇用統計に向けて、上値が重い展開が予想される。

10 時30 分に発表されるオーストラリアの1-3 月期国内総生産(GDP)の予想は、前期比+1.5%、前年 同期比+0.6%となっており、2020 年10~12 月期の実質国内総生産(GDP)の前期比+3.1%、前年同期比 -1.1%からの減速が見込まれている。しかしながら、第1四半期の民間新規設備投資が前期比+6.3%、前 年同期比+0.8%だったことでポジティブサプライズに要警戒となる。

豪準備銀行(RBA)は、昨日政策金利を0.10%に据え置き、インフレ率や賃金は伸び加速が見込まれる が、段階的で小幅に留まっており、抑制されているとした。しかし、7 月の会合で今年の債券買入に関す る協議を行う見通し、と表明している。オーストラリアは、3 月末に「JobKeeper」と呼ばれた強力な雇 用支援策を終了し、6 月末には金融機関の調達コスト低下を目的とする「ターム物調達ファシリティ (TFF)」も終了することで、7 月の会合で、金融政策の正常化に向けた政策転換が警戒されている。

ドル円のオーダー状況は、109.50 円の本日のNY カットオプションを軸にして、上値には、109.70 円に ドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、109.80-110.00 円に断続的にドル売りオーダーが控えて いる。下値には、109.30 円に買いオーダー、割り込むとストップロス売り、109.20 円にドル買いオーダ ー、109.00-10 円に断続的にドル買いオーダーが控えている。

ドル円のテクニカルポイントは、上値が5 月28 日の高値の110.20 円、下値が一目・転換線の109.38 円、一目・基準線の109.27 円となっている

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○08:50 ◇ 5 月マネタリーベース
○10:30 ◇ 安達誠司日銀審議委員、あいさつ

<海外>
○10:30 ☆ 1-3 月期豪国内総生産(GDP、予想:前期比1.5%/前年比0.6%)
○15:00 ◎ 4 月独小売売上高指数(予想:前月比▲2.0%/前年比10.1%)
○15:45 ◇ 4 月仏財政収支
○17:30 ◇ 4 月英消費者信用残高(予想:5 億ポンド)
○17:30 ◇ 4 月英マネーサプライM4
○18:00 ◎ 4 月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.9%/前年比7.3%)
○19:15 ◎ ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○20:00 ◇ MBA 住宅ローン申請指数
○21:30 ◇ 4 月カナダ住宅建設許可件数(予想:前月比▲5.0%)
○23:30 ◇ EIA 週間在庫統計
○3 日01:00 ◎ ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
○3 日03:00 ◎ 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
○3 日03:00 ◎ エバンズ米シカゴ連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁、カプラン米ダラス連銀 総裁、パネルディスカッションに参加

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナ ス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

1 日13:10 ツアブリュックSNB 副総裁
「最近のスイスフランの下落を歓迎しているが、なお過 大評価されている」
「現在の緩和措置は適切」
「外為市場への介入は、マイナス金利とともに重要」

1 日14:16 ラムスデンBOE(イングランド銀行)副総裁
「物価上昇圧力の増大を警戒している」

1 日23:31 クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長
「インフレに対する見方はここ数カ月変わらず。依然とし て一時的なもの」
「問題はサプライチェーンの混乱がインフレ期待に影響 を与えるほど長く続くかどうか」

2 日03:47 米サンフランシスコ連銀報告書
「一部指標が示すよりも、労働市場の状況は悪化してい る」

2 日 06:00 エルドアン・トルコ大統領
「中銀総裁と話した」
「我々は金利を引き下げる必要がある」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 02062021 chart 1

<ドル円=基準線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。4 手連続陽線で上昇 後、2 手連続陰線で反落したものの、転換線を上回って引け ていることから反発の可能性が示唆されている。
本日は、基準線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 110.20(5/28 高値)
前日終値 109.48
サポート1 109.27(日足一目均衡表・基準線)
サポート2 108.75(日足一目均衡表・雲の上限)
fx morning 02062021 chart 2

<ユーロドル=基準線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。孕み線で反落してい るものの、転換線を上回って引けていることから反発の可能 性が示唆されている。
本日は、基準線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.2266(5/25 高値)
前日終値 1.2213
サポート1 1.2126(日足一目均衡表・基準線)
fx morning 02062021 chart 3

<ポンド円=基準線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。3 手連続陰線で反落 しているものの、転換線を上回って引けていることから反発 の可能性が示唆されている。
本日は、基準線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 156.06(5/28 高値)
前日終値 154.92
サポート1 153.45(日足一目均衡表・基準線)
fx morning 02062021 chart 4

<NZ ドル円=基準線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。抱き線で反落してい るものの、転換線を上回って引けていることから反発の可能 性が示唆されている。
本日は、基準線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 80.18(5/27 高値)
前日終値 79.44
サポート1 78.95(日足一目均衡表・基準線)
fx morning 02062021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたもので あり、通貨、CFD、その他あらゆる金融商品の、購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くあ りません。本文書に盛り込まれている、いかなる見解や情報も、予告や通知なく変更することが あります。本文書は、特定の投資目的や、何らかの財務的背景、特定の受領者の意思などに沿っ て書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている、あらゆる過去の価 格データ・価格推移データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供 元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書については英語版 を原版とし、翻訳版と原版で相違がある場合には、原版の内容が優先するものとします。本文書 の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことによる、いかなる人物や団 体が結果的に引き起こした損失についても、当社は一切その責を負いません。

先物取引、先物オプション取引、外国為替証拠金取引(またはFX)、CFD、その他、入金額より もレバレッジをかけて、より大きな金額で取引をする金融商品には、当初入金額を超える大きな 損失を被るリスクがあり、すべての人に適するわけではありません。レバレッジを大きくして取 引すると、その分リスクも高くなります。金スポットや銀の取引は、米国商品取引法(U.S. Commodity Exchange Act)の規制で保護されていません。また、差金決済取引(CFD)は米国 在住者の取引は許可されていません。外国為替証拠金取引(FX)や商品先物取引を行う前には、 投資目的、投資経験、リスク許容範囲等について十分検討する必要があります。本文書内にある、 いかなる見解、ニュース、調査、分析、価格その他についても、「本文書を読むいかなる人物や 団体も、FOREX.comが、投資、法的、税務に関して助言するものではないことを理解している」 ことを前提として、一般的な情報として提供されるものです。いかなる投資、法的、税務に関す る事柄についても、適切な専門家や助言者に相談をしてください。FOREX.comは、米国の商品先 物取引委員会(CFTC)、英国の金融行動監督機構(FCA)、オーストラリアのオーストラリア証 券投資委員会(ASIC)、日本の金融庁の規制を受けています。