FX Morning 08/02/2021

【前日の為替概況】月末ロンドンフィキシングのドル買い、対円109.83 円、対ユーロ1.1852 ドル

30 日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは5 営業日ぶりに反落。終値は1.1870 ドルと前営業日 NY 終値(1.1887 ドル)と比べて0.0017 ドル程度のユーロ安水準だった。欧州市場では、4-6 月期ユー ロ圏域内総生産(GDP)速報値などユーロ圏経済指標が予想を上回ったことから、一時1.1909 ドルと6 月30 日以来1 カ月ぶりの高値を付ける場面があった。ただ、NY 市場に入るとじり安の展開に。米国株相 場が軟調に推移する中、リスク・オフのドル買いが入ったほか、市場では「月末を迎えたロンドン16 時 (日本時間24 時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが入った」との声が聞かれ、一時1.1852 ドルと日通し安値を付けた。フィキシング通過後は週末とあって次第に値動きが細った。

ポンドは全面安の展開だった。月末のロンドン・フィキシングに絡んだポンド売りのフローが出て、ポ ンドドルは一時1.3888 ドルと日通し安値を付けたほか、ユーロポンドは0.8538 ポンドまでユーロ高・ポ ンド安が進んだ。ポンド円も一時152.45 円と本日安値を付けた。

ドル円は反発。終値は109.72 円と前営業日NY 終値(109.48 円)と比べて24 銭程度のドル高水準だっ た。欧州やオセアニア通貨に対してドル高が進んだ影響を受けて、円売り・ドル買いが進行すると、2 時 30 分過ぎに109.83 円と日通し高値を付けた。ただ、前日の高値109.95 円を上抜けることは出来なかっ た。米国株安に伴うクロス円の下落や、米長期金利の低下が上値を抑えた。

なお、米連邦準備理事会(FRB)が重要視する6 月米PCE コアデフレーターは前年同月比3.5%上昇と 予想を下回った。一方、7 月米シカゴ購買部協会景気指数は73.4 と予想を大きく上回ったほか、7 月消費 者態度指数(ミシガン大調べ)確報値も81.2 と予想より強い内容となった。ただ、これら経済指標に対 する反応は限定的だった。

市場関係者からは「次の関心は来週8 月6 日に発表される7 月米雇用統計に向かっている」との声が聞 かれたほか、「一目均衡表の雲(下限:109.30 円、上限:110.13 円)に入り込んでおり、テクニカル的に も方向感が出にくいようだ」との指摘があった。

ユーロ円は小反発。終値は130.23 円と前営業日NY 終値(130.14 円)と比べて9 銭程度のユーロ高水 準。20 時過ぎに一時130.50 円と日通し高値を付けたものの、そのあとはユーロドルの下落につれた売り が出て一時130.07 円付近まで下押しした。NY 午後は週末とあって狭いレンジ取引に終始した。

【本日の東京為替見通し】6 日の米7 月雇用統計を控えて動意に乏しい展開か

本日の東京外国為替市場のドル円は、今週末6 日に発表される米7 月雇用統計を控えて、動意に乏しい 展開が予想される。

ドル円は、先週末のNY 株が弱含みで引けていることでリスク回避の円高要因となり、米10 年債利回り が1.22%台で引けていることでドル安要因となることで、上値が重い展開が予想される。しかしながら、 米7 月雇用統計の改善が予想されていることから、下値も限定的だと思われる。テクニカル分析では、一 目・転換線109.98 円を軸に、上値抵抗線の一目・雲の上限110.13 円と下値支持線の一目・雲の下限109.30 円の間での小動きが予想される。

本日のドル円のオーダー状況は、上値には、109.90 円から110.10 円にかけて断続的にドル売りオーダ ー、110.00 円には5 日のNY カットオプションが控えている。下値には、109.50 円にドル買いオーダーと 5 日のNY カットオプションが控えている。

7 月31 日に、連邦債務上限の適用停止措置が期限切れとなり、8 月1 日から復活していることで、債務 上限引き上げを巡るバイデン米政権・民主党と野党共和党との攻防にも要警戒となる。イエレン米財務長 官は、連邦政府の債務上限を早急に引き上げるか、上限適用を停止するよう議会に要請するとともに、こ のままでは8 月中にも米国が債務不履行(デフォルト)に陥る深刻なリスクがあると警告している。

米国は、第2 次世界大戦以降、98 回も債務上限を調整してきており、今回の99 回目の債務上銀引き上 げも最終的には合意に到達することになるが、協議が難航した場合は、2011 年8 月の米国債格下げショ ックの再現もありえることで要警戒となる。

2011 年8 月は、2 日に、上院が債務上限引き上げ法案を可決し、オバマ第44 代米大統領が直ちに法案 に署名して成立したものの、5 日に、米格付け機関スタンダード&プアーズが、アメリカの長期発行体格 付けを『AAA』から『AA+』に格下げしたことで、米国債格下げショックが世界の金融市場を襲った。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○14:00 ◇ 7 月消費動向調査(消費者態度指数一般世帯、予想:36.9)

<海外>
○10:45 ◎ 7 月Caixin 中国製造業購買担当者景気指数(PMI、予想:51.0)
○15:00 ◎ 6 月独小売売上高指数(予想:前月比2.0%/前年比3.0%)
○15:30 ◎ 7 月スイス消費者物価指数(CPI、予想:前月比▲0.1%)
○15:30 ◇ 6 月スイス小売売上高
○16:00 ◇ 7 月トルコ製造業PMI
○16:30 ◇ 7 月スイスSVME 購買部協会景気指数(予想:66.0)
○16:50 ◎ 7 月仏製造業PMI 改定値(予想:58.1)
○16:55 ◎ 7 月独製造業PMI 改定値(予想:65.6)
○17:00 ◎ 7 月ユーロ圏製造業PMI 改定値(予想:62.6)
○17:30 ◎ 7 月英製造業PMI 改定値(予想:60.4)
○22:45 ◎ 7 月米製造業PMI 改定値(予想:63.1)
○23:00 ☆ 7 月米ISM 製造業景気指数(予想:60.8)
○23:00 ◇ 6 月米建設支出(予想:前月比0.4%)
○3 日03:00 ◎ 7 月ブラジル貿易収支(予想:89.75 億ドルの黒字)
○カナダ(市民の日)、休場

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

30 日20:17 ノバク露エネルギー相
「日量40 万バレルの増加は適切」

30 日22:35 ブラード米セントルイス連銀総裁
「第2 四半期のGDP は全体的に非常に良い」
「今年は7%の成長を見込んでいる」
「雇用は来年の夏までに完全に回復する可能性。FRB の利上げ条件を満たす」

31 日00:04 シューマー米民主党・上院院内総務
「上院は超党派インフラ法案の審議を数日中に終えるこ とができるだろう」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 02082021 chart 1

<ドル円=雲の上限を抵抗に戻り売りスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の中で引けており、売りシグナルが 優勢な展開となっている。孕み線で反発しているものの、転 換線を下回って引けていることから反落の可能性が示唆さ れている。
本日は、雲の上限を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線 を上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 110.13(日足一目均衡表・雲の上限)
前日終値 109.72
サポート1 109.30(日足一目均衡表・雲の下限)
サポート2 108.56(5/25 安値)
fx morning 02082021 chart 2

<ユーロドル=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の下で引けていることから、三役逆 転の強い売りシグナルが点灯している。しかし、高値圏での 孕み線で反落しているものの、転換線を上回って引けている ことから反発の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.1909(7/30 高値)
前日終値 1.1870
サポート1 1.1831(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 02082021 chart 3

<ポンド円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の中で引けていることから、売りシ グナルが優勢な展開となっている。しかし、被せ線で反落し ているものの、転換線を上回って引けていることから反発の 可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 153.53(日足一目均衡表・雲の上限)
前日終値 152.59
サポート1 151.37(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 02082021 chart 4

<NZ ドル円=基準線を抵抗に戻り売りスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の下で引けていることから、三役逆 転の強い売りシグナルが点灯している。孕み線で反落し、基 準線を下回って引けていることから続落の可能性が示唆さ れている。
本日は、基準線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を 上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 77.02(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 76.52
サポート1 75.27(7/20安値)
fx morning 02082021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

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