FX Morning 08/03/2021

【前日の為替概況】ドル円109.19 円まで下落、NY ダウ下落と米10 年債利回り1.14%台

2 日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は109.31 円と前営業日NY 終値(109.72 円) と比べて41 銭程度のドル安水準だった。7 月米ISM 製造業景気指数が59.5 と予想の60.8 を下回ったこ とを受けて円買い・ドル売りが先行。前週末の安値109.36 円や一目均衡表雲の下限109.30 円を下抜ける と一時109.19 円まで下げ足を速めた。米長期金利の指標である米10 年債利回りが1.14%台まで低下し たことも円買い・ドル売りを促した。高く始まったダウ平均がマイナス圏に転じるなど米国株相場が失速 し、クロス円が売られたこともドル円の重し。

ユーロドルは横ばい。終値は1.1870 ドルと前営業日NY 終値(1.1870 ドル)とほぼ同水準だった。欧 州時間に一時1.1897 ドルと日通し高値を付けたものの、心理的な節目である1.1900 ドルには届かず。NY 時間に入るとポジション調整目的の売りに押され、じり安の展開となった。欧州長期金利の低下に伴うユ ーロ売り・ドル買いも出て、一時1.1865 ドル付近まで下押しした。市場では独30 年債利回りが2 月以来 約半年ぶりにマイナスとなったことが話題となった。

ユーロ円は反落。終値は129.75 円と前営業日NY 終値(130.23 円)と比べて48 銭程度のユーロ安水準。 ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが入ると次第に弱含んだ。高く始まったダウ平均が失速したこ とも相場の重しとなり、1 時30 分過ぎに129.60 円まで値を下げた。

ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は一時151.54 円、NZ ドル円は76.06 円、スイスフラ ン円は120.60 円まで値を下げたほか、産油国通貨とされるカナダドル円はWTI 原油先物価格が一時4.5% 超下落したことを受けて、87.27 円まで売り込まれた。

豪ドル円は米ツイッターのジャック・ドーシーCEO らが設立した決済会社「スクエア」が豪州のフィン テック・アフターペイの買収を発表したことなどが材料視されて、一時80.76 円と本日高値を付けたもの の、その後失速。ドル円の下落につれた売りが出て、80.34 円の本日安値まで押し戻された。

【本日の東京為替見通し】豪準備銀行のソフト・テーパリング撤回に要警戒か

本日の東京外国為替市場のドル円は、NY ダウやNY 原油先物価格が下落していることによるリスク回避 の円買いと米10 年債利回りが1.14%台まで低下していることによるドル売りで軟調推移が予想される。 しかしながら、今週末6 日に発表される米7 月雇用統計の改善予想から下値は限定的か。

本日のドル円のオーダー状況は、上値には、109.50 円にドル売りオーダーと5 日のNY カットオプショ ンが控えている。下値には、109.00 円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売り、5 日のNY カ ットオプションが控えている。

ドル円のテクニカルポイントは、一目均衡表・雲の下限109.30 円を軸にして、上値は一目・転換線の 109.89 円、下値は7 月19 日の安値109.07 円となる。

13 時30 分に発表される豪準備銀行(RBA)の金融政策では、豪州最大都市シドニーのニューサウスウ ェールズ州での新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンが8 月28 日まで延長されたことによる ハト派的なサプライズに要警戒となる。

ロックダウンの終了が想定されていた7 月6 日のRBA 理事会では、以下の金融政策が決定された。

  1. 政策金利(キャッシュレート)を0.10%、準備銀預金金利をゼロに据え置く
  2. 時間政策の延長の見送り:3 年物イールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)のベンチマー クとする銘柄を、現状の2024 年4 月償還分にとどめる
  3. ソフト・テーパリング:現行の資産買入プログラム(週50 億豪ドル)が9 月初に終了した後は、週 40 億豪ドルの買入を11 月半ばまで実施する

ロックダウンが延長されたことで、本日のRBA 理事会では、以下の金融緩和策が警戒されている。

  1. 政策金利:多数派は据え置きだが、少数派の見方として利下げの可能性
  2. 時間政策の延長の可能性:2024 年4 月償還債から11 月償還債に変更される可能性
  3. 資産買入プログラムを50 億豪ドルに回復か増額の可能性

豪準備銀行がハト派的な金融政策を打ち出した場合、豪ドル円の下落に連れて、ドル円も連れ安になる 可能性に要警戒となる。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○08:30 ◎ 7 月東京都区部消費者物価指数(CPI 生鮮食料品除く総合、予想:前年比横ばい)
○08:50 ◇ 7 月マネタリーベース

<海外>
○10:30 ◎ 6 月豪住宅建設許可件数(予想:前月比▲4.0%)
○13:30 ☆ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表(予想:0.10%で据え置き)
○16:00 ◇ 7 月スイスSECO 消費者信頼感指数(予想:▲5.3)
○16:00 ◎ 7 月トルコ消費者物価指数(CPI、予想:前月1.54%/前年比18.50%)
○18:00 ◎ 6 月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比1.4%/前年比10.3%)
○23:00 ◎ 6 月米製造業新規受注(予想:前月比1.0%) ○4 日03:00 ◎ ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事、講演

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

3 日01:57 シューマー米民主党・上院院内総務
「インフラ法案の修正を検討する準備ができている」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 03082021 chart 1

<ドル円=転換線を抵抗に戻り売りスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の中で引けているものの、売りシグ ナルが優勢な展開となっている。109.19 円まで下落して、一 時的に雲を下抜けて、転換線を下回って引けていることから 続落の可能性が示唆されている。
本日は、雲の下限109.30 円を念頭に置き、転換線を抵抗 に戻り売りスタンスで臨み、同線を上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 109.89(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 109.31
サポート1 109.07(7/19 安値)
サポート2 108.56(5/25 安値)
fx morning 03082021 chart 2

<ユーロドル=転換線を支持に押し目買いスタンス>
小陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパン は実線を下回り、一目・雲の下で引けていることから、三役 逆転の強い売りシグナルが点灯している。しかし、転換線を 上回って引けていることから続伸の可能性が示唆されてい る。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.1909(7/30 高値)
前日終値 1.1870
サポート1 1.1832(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 03082021 chart 3

<ユーロ円=転換線を抵抗に戻り売りスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の下で引けていることから、三役逆 転の強い売りシグナルが点灯している。陰線で反落し、転換 線を下回って引けていることから続落の可能性が示唆され ている。
本日は、転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を 上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 130.03(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 129.75
サポート1 128.60(7/20 安値)
fx morning 03082021 chart 4

<豪ドル円=転換線を抵抗に戻り売りスタンス>
小陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパン は実線を下回り、一目・雲の下で引けていることから、三役 逆転の強い売りシグナルが点灯している。アテ線で反発して いるものの、転換線を下回って引けていることから反落の可 能性が示唆されている。
本日は、転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を 上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 81.00(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 80.49
サポート1 79.85(7/20安値)
fx morning 03082021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

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