FX Morning 04/06/2021

【前日の為替概況】米10 年債利回り1.7%へ低下でドル安、対円109.96 円、対ユーロ1.1820 ドル

5 日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反発。終値は1.1813 ドルと前営業日NY 終値(1.1759 ドル)と比べて0.0054 ドル程度のユーロ高水準だった。連休明けの米国株相場が上昇して始まり、史上 最高値を更新するとリスク・オンのドル売りが先行。前週末の高値1.1786 ドルを上抜けて一時1.1820 ドルと3 月25 日以来の高値を付けた。3 月米サービス部門・総合PMI 改定値は速報値から上方修正され、 3 月米ISM 非製造業指数は63.7 と予想の58.5 を上回ったものの、相場の反応は鈍くドル売りの流れが継 続した。

ドル円は反落。終値は110.18 円と前営業日NY 終値(110.69 円)と比べて51 銭程度のドル安水準だっ た。米国株相場の上昇を背景にリスク・オンのドル売りが先行。前週末の安値110.38 円を下抜けて一時 109.96 円まで下げ足を速めた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時92.54 と3 月25 日以来の安値を付けた。ただ、109 円台では押し目を拾いたい向きも多く、売り一巡後は110 円台 前半で下げ渋った。市場では「ロンドン16 時(日本時間24 時)のフィキシングに絡んだドル買いのフロ ーが観測された」との指摘もあり、一時110.25 円付近まで下げ幅を縮める場面があった。

イエレン米財務長官はこの日、過去30 年にわたる法人税率引き下げ競争に終止符を打つため、G20 に 「法人税に世界的な最低税率を設定することで合意するよう働きかけている」と発言。一方、コロナ禍勝 利宣言はまだできないとして、「強力な財政支援策を尚早に引き揚げないよう呼び掛ける」と述べた。

ユーロ円は小幅ながら続落。終値は130.14 円と前営業日NY 終値(130.17 円)と比べて3 銭程度のユ ーロ安水準。ただ、NY 市場ではドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感 が出なかった。

【本日の東京為替見通し】豪ドル、豪準備銀行(RBA)声明に要注目

本日の東京外国為替市場のドル円は、ニューヨーク株式市場の上昇を受けたリスク選好のドル売り、米 10 年債利回りの1.70%台までの低下を受けたドル売り、ニューヨーク原油相場の大幅反落によるドル売 りなどで、上値が重い展開が予想される。

ドル円のオーダー状況は、上値には、110.80-90 円に断続的にドル売りオーダー、超えるとストップロ ス買い、111.00 円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買いが控えている。下値には、110.00 円 に7 日のNY カットオプション、109.90 円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売り、109.80 円にはドル買いオーダーが控えている。

10 時45 分に発表される3 月Caixin 中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)の予想は52.1 で、2 月の51.5 からの改善が見込まれている。予想通りの改善ならば、リスク選好要因となるものの、オース トラリアや日本と中国との関係緊迫化を受けて、反応は限定的だと思われる。

13 時30 分に発表される豪準備銀行(RBA)理事会での金融政策は、オフィシャル・キャッシュ・レー ト(OCR)の誘導目標と3 年債利回り目標の0.10%での据え置きが予想されており、声明文が要注目となる。 3 月のRBA 理事会は雇用に関して「賃金の伸びを現在よりも大幅に高める必要があり、そのためには雇用 が大幅に増加し、引き締まった労働市場に戻ることが必要」とした。理事会後に発表された2 月の失業率 は5.8%と1 月の6.4%から大幅に改善しており、RBA の声明変更につながるか要注目となる。

13 時30 分に発表される豪準備銀行(RBA)理事会での金融政策は、オフィシャル・キャッシュ・レー ト(OCR)の誘導目標と3 年債利回り目標の0.10%での据え置きが予想されており、声明文が要注目となる。 3 月のRBA 理事会は雇用に関して「賃金の伸びを現在よりも大幅に高める必要があり、そのためには雇用 が大幅に増加し、引き締まった労働市場に戻ることが必要」とした。理事会後に発表された2 月の失業率 は5.8%と1 月の6.4%から大幅に改善しており、RBA の声明変更につながるか要注目となる。

ポンドドルは、北アイルランド」を巡る欧州との対立激化懸念、今週開催されている国際通貨基金(IMF) 総会で特別引出権(SDR)の新構成割合でのポンド比率の引き下げへの警戒感が残る。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○08:30 ◇ 2 月毎月勤労統計(現金給与総額、予想:前年比▲0.6%)
○08:30 ◇ 2 月家計調査(消費支出、予想:前年比▲5.3%)

<海外>
○10:45 ◎ 3 月Caixin 中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI、予想:52.1)
○13:30 ☆ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表(予想:0.10%で据え置き)
○18:00 ◎ 2 月ユーロ圏失業率(予想:8.1%)
○7 日01:00 ◎ 3 月ロシア消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.6%)
○国際通貨基金(IMF)、世界経済見通しを公表
○香港(イースターマンデーの振り替え)、休場

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

5 日11:23 加藤官房長官
「中国海軍を引き続き注視、警戒監視活動に万全を期し たい」
※ミサイル駆逐艦の沖縄海域通過で

6 日00:14 イエレン米財務長官
「他国に早期の財政引き締めを避けるよう呼びかけ」
「G20 と協力し、世界的な最低法人税について合意す る」
「法人税率引き下げ競争をやめるように訴える」
「バイデン大統領のインフラ計画が物価上昇圧力につな がるかどうかは疑問」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 06042021 chart 1

<ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目均衡表・転換線は一目・基準線を上回り、 遅行スパンは実線を上回り、雲の上で引けていることから、 三役好転の強い買いシグナルが点灯している。6 手連続陽線 で上昇した後、抱き線で反落したものの転換線を上回って引 けていることから、反発の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 110.97(3/31 高値)
前日終値 110.18
サポート1 109.85(日足一目均衡表・転換線)
サポート2 108.83(日足一目均衡表・基準線)
fx morning 06042021 chart 2

<ユーロドル=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパン は実線を下回り、一目・雲の下で引けていることから、三 役逆転の強い売りシグナルが点灯している。しかし、抱き線 (アウトサイド・デイ)で反発し、転換線を上回って引けて いることから続伸の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同 線を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.1909(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 1.1813
サポート1 1.1766(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 06042021 chart 3

<ポンド円=4/1 の安値を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパン は実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役 好転の強い買いシグナルが点灯している。5 手連続陽線で上 昇トレンドを形成しており、転換線を上回って引けているこ とから続伸の可能性が示唆されている。
本日は、4 月1 日の安値を支持に押し目買いスタンスで臨 み、同水準を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 153.76(2018/4/20 週高値)
前日終値 153.15
サポート1 152.30(4/1 安値)
fx morning 06042021 chart 4

<NZ ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
小陰線引け。一目・転換線は基準線を下回っているもの の、遅行スパンは実線を上回り、一目・雲の上で引けてい ることから、買いシグナルが優勢な展開となっている。2 手 連続陰線で反落しているものの、転換線を上回っていること から反発の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同 線を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 79.14(3/18 高値)
前日終値 77.78
サポート1 76.81(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 06042021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたもので あり、通貨、CFD、その他あらゆる金融商品の、購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くあ りません。本文書に盛り込まれている、いかなる見解や情報も、予告や通知なく変更することが あります。本文書は、特定の投資目的や、何らかの財務的背景、特定の受領者の意思などに沿っ て書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている、あらゆる過去の価 格データ・価格推移データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供 元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書については英語版 を原版とし、翻訳版と原版で相違がある場合には、原版の内容が優先するものとします。本文書 の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことによる、いかなる人物や団 体が結果的に引き起こした損失についても、当社は一切その責を負いません。

先物取引、先物オプション取引、外国為替証拠金取引(またはFX)、CFD、その他、入金額より もレバレッジをかけて、より大きな金額で取引をする金融商品には、当初入金額を超える大きな 損失を被るリスクがあり、すべての人に適するわけではありません。レバレッジを大きくして取 引すると、その分リスクも高くなります。金スポットや銀の取引は、米国商品取引法(U.S. Commodity Exchange Act)の規制で保護されていません。また、差金決済取引(CFD)は米国 在住者の取引は許可されていません。外国為替証拠金取引(FX)や商品先物取引を行う前には、 投資目的、投資経験、リスク許容範囲等について十分検討する必要があります。本文書内にある、 いかなる見解、ニュース、調査、分析、価格その他についても、「本文書を読むいかなる人物や 団体も、FOREX.comが、投資、法的、税務に関して助言するものではないことを理解している」 ことを前提として、一般的な情報として提供されるものです。いかなる投資、法的、税務に関す る事柄についても、適切な専門家や助言者に相談をしてください。FOREX.comは、米国の商品先 物取引委員会(CFTC)、英国の金融行動監督機構(FCA)、オーストラリアのオーストラリア証 券投資委員会(ASIC)、日本の金融庁の規制を受けています。