FX Morning 07/06/2021

【前日の為替概況】ドル円、小幅続落 NY 市場は外為を除き休場で動意薄い

5 日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅ながら続落。終値は110.97 円と前営業日NY 終値 (111.05 円)と比べて8 銭程度のドル安水準だった。2 日の6 月米雇用統計の内容を受けて米金融当局が 金融政策の正常化を急がないとの見方が広がる中、欧州時間に一時110.80 円まで売られた影響が残った。

ただ、米独立記念日の振替休日で米金融市場は外為を除き休場だったことから、NY 市場では動意の薄 い展開となった。「市場の関心は7 日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6 月15 日-16 日分)の 公表などに集まっている」との声も聞かれた。

ユーロドルはほぼ横ばい。終値は1.1864 ドルと前営業日NY 終値(1.1865 ドル)と比べて0.0001 ドル 程度のユーロ安水準だった。20 時過ぎに一時本日高値となる1.1881 ドルまで値を上げたものの、NY の取 引時間帯に入ると次第に値動きが鈍った。米国市場が休場で取引参加者が少ない中、狭いレンジでもみ合 いに終始した。

なお、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁は「ユーロ圏インフレの上昇は一時的」などと述べたが、 相場の反応は限られた。

ユーロ円は小幅続落。終値は131.65 円と前営業日NY 終値(131.75 円)と比べて10 銭程度のユーロ安 水準となった。米国市場が休場だったことから商いは閑散。131 円台半ばでのもみ合いとなった。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPEC プラス」は争点となって いる減産の延長を巡って折り合いがつかなかったため、5 日に再開する予定だった閣僚級会合を延期した。 これを受けて原油先物価格が上昇し、産油国通貨とされるカナダドルには買い戻しが入った。米ドルカナ ダドルは23 時過ぎに付けた日通し高値1.2372 カナダドルから1.2324 カナダドル付近まで一転下落し、 カナダドル円は89.69 円を本日安値に89.99 円付近まで持ち直した。

【本日の東京為替見通し】本日は豪ドルに要注目、OPEC+物別れで原油価格高騰の影響も警戒

本日の東京時間のドル円は、昨日に引き続き狭いレンジでの取引となるか。独立記念日明けの米国市場 が本日から再開されるが、東京時間に限ってはドル円を動意づける材料が少ないことで、大きなトレンド を作って動くことを期待するのが難しい。米国の上下両院も再開するのが明日7 日からになることで、政 治的なサプライズも起こりにくいだろう。水準的にも先週の安値110.42 円と高値111.66 円のほぼ中間に 位置することも、両サイドを積極的に攻めていく状況にはなりにくい要因だ。更に111.00 円に本日期限 の大きめのオプションカットがあり、同水準近辺から離れない限りは大きな動きになりにくいかもしれな い。ただし、石油輸出国機構(OPEC)プラス会合で合意がなく、会合が終了したことによる、株式市場の 動きがドル円にも影響を及ぼすことには注意したい。

本日の東京時間のドル円は、昨日に引き続き狭いレンジでの取引となるか。独立記念日明けの米国市場 が本日から再開されるが、東京時間に限ってはドル円を動意づける材料が少ないことで、大きなトレンド を作って動くことを期待するのが難しい。米国の上下両院も再開するのが明日7 日からになることで、政 治的なサプライズも起こりにくいだろう。水準的にも先週の安値110.42 円と高値111.66 円のほぼ中間に 位置することも、両サイドを積極的に攻めていく状況にはなりにくい要因だ。更に111.00 円に本日期限 の大きめのオプションカットがあり、同水準近辺から離れない限りは大きな動きになりにくいかもしれな い。ただし、石油輸出国機構(OPEC)プラス会合で合意がなく、会合が終了したことによる、株式市場の 動きがドル円にも影響を及ぼすことには注意したい。

また、上述したように石油輸出国機構(OPEC)プラス会合でアラブ首長国連邦(UAE)などの反対によ り、会合が物別れで終了している。この影響で原油先物価格が大きく上昇し、その動きに比例するように 産油国通貨のカナダドルは買われている。ホワイトハウスは「会合の当事者ではないが、増産の前進を可 能にするように妥協案をみつけてほしい」との声明を発している。昨年11 月ころからほぼ一本調子で上 昇している原油先物価格の影響が、世界経済並びに産油国通貨以外の為替市場にも影響を与えることで、 今後のOPEC プラスの動向にも要警戒となりそうだ。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○08:30 ◇ 5 月毎月勤労統計(現金給与総額、予想:前年比2.1%)
○08:30 ◇ 5 月家計調査(消費支出、予想:前年比10.9%)

<海外>
○13:30 ☆ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表(予想:0.10%で据え置き)
○15:00 ◎ ロウ豪準備銀行(RBA)総裁、会見
○15:00 ◎ 5 月独製造業新規受注(予想:前月比1.0%/前年同月比59.4%)
○16:00 ◎ デコス・スペイン中銀総裁、講演
○17:10 ◎ デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁、講演
○17:30 ◎ 6 月英建設業購買担当者景気指数(PMI、予想:63.8)
○18:00 ◎ 7 月独ZEW 景況感指数(予想:75.2)
○18:00 ◎ 7 月ユーロ圏ZEW 景況感指数
○18:00 ◎ 5 月ユーロ圏小売売上高(予想:前月比4.4%/前年比8.2%)
○22:45 ◎ 6 月米サービス部門PMI 改定値(予想:64.8)
○22:45 ◎ 6 月米総合PMI 改定値
○23:00 ☆ 6 月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数(予想:63.5)

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

5 日10:02 黒田日銀総裁
「国内景気は引き続き厳しいが、基調としては持ち直し ている」
「引き続き資金繰り支援と、金融市場の安定に努める」
「政策金利は現行水準、またはそれを下回る水準を想 定している」
「消費者物価指数(CPI)は、目先は前年比でゼロ%程度 で推移と予想している」

5 日23:27 習・中国国家主席
「欧州が中国企業に対し、公正・透明・公平な環境を提 供することを望む」
「グローバルな課題により良く対応するため、中国と欧 州は協力関係を拡大すべき」

5 日23:50 ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事
「パンデミックからの発展途上国の回復、ワクチン接種 の遅れにより妨げられている」
「G7 は新型コロナウイルスワクチンを更に提供すべき」

6 日01:10 ジョンソン英首相
「ワクチン展開を早めるため、40 歳以下の投与間隔は 12 週間から8 週間に短縮される」

6 日02:16 エルドアン・トルコ大統領
「インフレの原因となっている構造的問題を緩和する必 要」
「トルコ中銀は高インフレ問題を解決する決意を表明し た」
「政府の成長政策はリラをより魅力的にしている」
「トルコの第2 四半期GDP 成長率は20%以上を予想」

6 日02:32 デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「ユーロ圏インフレの上昇は一時的」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 06072021 chart 1

<ドル円=基準線を試す展開も>
小陰線引け。111.04 円へ切り上がった一目均衡表・転換線 のサポートを下回った。
来週には一時上昇する公算の転換線は反発局面での強い 抵抗にはならないだろう。しかし同線を割り込む失速具合か らすれば、下値の一目・基準線を試す展開は想定しておきた い。

レジスタンス1 111.66(7/2 高値=年初来高値)
前日終値 110.97
サポート1 110.43(日足一目均衡表・基準線)
サポート2 110.06(4/23-7/2 上昇幅の38.2%押し)
fx morning 06072021 chart 2

<ユーロドル=日柄を味方に転換線を克服できるか>
小陽線引け。低下継続が予想される一目均衡表・転換線 1.1892 ドルを下回る推移が続く。低下中の同線をこなしての 上伸が難しそうな状況を脱することができない。このまま伸 び悩みそうで、転換線を克服するのは、同線が現在の相場水 準付近に低下することが予想される来週以降、日柄の経過を 味方に上回るパターンか。転換線を抜けて潮目を変化させる ことができるか注視したい。

レジスタンス1 1.1918(6/24 安値)
前日終値 1.1864
サポート1 1.1808(7/2 安値)
fx morning 06072021 chart 3

<ポンド円=基準線付近で重い動き>
小陽線引け。一目均衡表・雲の中で動意を鈍らせている。 低下中の一目・基準線付近でNY を引けており、同線の動き に沿った重い推移が続きそう。やや上値の一目・転換線 153.88 円も抵抗で、同線をどうにか上回り一目・雲の上限 153.98 円を抜けても、154 円に乗せる程度か。戻りを本格的 に試すにしても、転換線の底打ちが期待できる来週以降かも しれない。

レジスタンス1 154.23(6/28 高値)
前日終値 153.63
サポート1 153.09(7/2 安値)
fx morning 06072021 chart 4

<NZ ドル円=90 日線付近の底堅い推移を想定>
下影陰線引け。一目均衡表・転換線付近で下げ渋り、本日 早朝は78 円台へ戻している。一時的な低下が予想される転 換線が再び支えになるかどうかは不確か。しかし、同線はや がて底打ちする見込みでサポートとしてより機能すること が考えられるほか、一目・雲の下限77.91 円も目先のサポー トになる可能性がある。78.08 円前後で推移する90 日移動平 均線を挟んだレンジで底堅く推移する展開を見込む。

レジスタンス1 78.82(6/15 高値)
前日終値 77.96
サポート1 77.77(7/5 安値)
fx morning 06072021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

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