FX Morning 02/15/2021

【前日の為替概況】ポンドは英2020 年Q4GDP で全面高、対ドル1.3862 ドル、対円145.48 円

12 日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は104.94 円と前営業日NY 終値(104.75 円) と比べて19 銭程度のドル高水準。欧州市場序盤にコモディティ価格の下落に伴うドル高・資源国通貨安 が進んだ流れに沿って、一時105.18 円まで値を上げた影響が残った。NY 市場に入ると、商品相場が持ち 直したことでドル安が進み、一時104.91 円付近まで下押しした。ロンドン16 時(日本時間1 時)のフィ キシングに絡んだドル売りも観測された。もっとも、NY 時間の値幅は21 銭程度と小さかった。春節でア ジア市場の大半が休場だったうえ、米国もプレジデンツデーに伴う3 連休を控えていることから、比較的 静かな商いとなった。米10 年物国債利回りは一時1.2099%前後と約11 カ月ぶりの高水準を付けたほか、 米30 年物国債利回りは2.0115%前後と約1 年ぶりの高水準を付けたものの、相場の反応は限られた。

ユーロドルは小反落。終値は1.2120 ドルと前営業日NY 終値(1.2130 ドル)と比べて0.0010 ドル程度 のユーロ安水準。原油や銅など商品相場が下落したことでドル高・資源国通貨安が進むと、ユーロに対し てもドル買いが先行。23 時30 分前に一時1.2082 ドルと日通し安値を付けた。ただ、商品相場が持ち直 すと一転ユーロ買い・ドル売りが優勢に。ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りのフローも観測され て、一時1.2129 ドル付近まで値を戻した。

ユーロ円は小幅続伸。終値は127.16 円と前営業日NY 終値(127.06 円)と比べて10 銭程度のユーロ高 水準。ただ、NY 市場に限れば一進一退の展開となった。ユーロドルの下落につれた売りが出て23 時過ぎ に一時126.98 円と日通し安値を付けたものの、そのあとはユーロドルの持ち直しに伴う円売り・ユーロ 買いが出て127.29 円付近まで値を戻した。ポンド円など他のクロス円の上昇にもつれた。

ポンドは全面高の展開。ポンドドルは1.3862 ドルと日通し高値を付けたほか、ポンド円は145.48 円と 2019 年12 月以来約1 年2 カ月ぶりの高値を更新した。ユーロポンドは0.8744 ポンドまでユーロ安・ポ ンド高が進んだ。10-12 月期英国内総生産(GDP)速報値が予想より強い内容となったことが好感された。

【本日の東京為替見通し】ドル円、米10 年債利回り上昇やワクチン購入のドル買いで堅調推移か

本日の東京外国為替市場のドル円は、米10 年債利回りの上昇や今週から接種が開始されるワクチン購 入代金のドル買いの思惑から底堅い展開が予想される。

本日は、ニューヨーク市場がプレジデンツデーで休場となることで、8 時50 分に発表される日本の国 内総生産(GDP)を見極めた後は、底堅い展開ながらも動意に乏しい展開が予想される。また、福島沖地震 の余震への警戒感が上値を抑える可能性にも要警戒か。

本日のドル円のオーダー状況は、上値には、105.20-30 円に断続的にドル売りオーダー、超えるとスト ップロス買い、105.50-60 円に断続的にドル売りオーダーが控えている。下値には、104.60-70 円に断続 的にドル買いオーダー、104.40-50 円に断続的にドル売りオーダー、割り込むとストップロス売りが控え ている。

8 時50 分に発表される日本の2020 年10-12 月期実質国内総生産(GDP)速報値の予想は前期比+2.4%、 前期比年率+10.1%となっており、7-9 月期GDP(前期比+5.3%、前期比年率+22.9%)からの減速が見込 まれている。予想を上回るポジティブサプライズならば、3 月の日銀金融政策決定会合での金融政策の点 検で、長期金利の許容変動幅が拡大される可能性が高まることで、円高要因となり、マイナス成長に転落 するなどネガティブサプライズならば、マイナス金利の深掘り余地があることを明確化する方向で調整の 可能性が高まり、円安要因となる。

バイデン政権の新型コロナウイルス救済法案(1.9 兆ドル)は、米下院で予算決議案を可決し、上院と 下院の委員会で予算を策定し、明日2 月16 日までに上下院の予算委員会に提出されて一括法案化される。 米下院では歳入委員会が1400 ドルの個人向け現金給付を柱とする5935 億ドル規模の家計支援策を可決し ている。上院では、財政調整措置により単独過半数(民主党50 議席+上院議長のハリス副大統領)により 可決されることが予想されている。しかしながら、議会予算局が、財政赤字を10 年間で540 億ドル拡大 させるとの見通しを示したことで、「バード・ルール」違反の可能性が指摘されており、共和党の反対姿 勢もあり、審議が難航する可能性に要警戒となる。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○08:50 ☆ 10-12 月期実質国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比2.4%/前期比年率10.1%)
○13:30 ◇ 12 月鉱工業生産確報
○13:30 ◇ 12 月設備稼働率

<海外>
○09:00 ◎ 10-12 月期シンガポール国内総生産(GDP)確定値(予想:前期比2.3%)
○09:01 ◇ 2 月ライトムーブ英住宅価格
○15:30 ◎ 1 月インド卸売物価指数(WPI、予想:前年比1.10%)
○19:00 ◎ 12 月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比▲0.6%/前年比▲0.1%)
○19:00 ◇ 12 月ユーロ圏貿易収支(予想:季節調整前なし/季節調整済250 億ユーロの黒字)
○22:30 ◇ 12 月カナダ製造業出荷
○16 日01:00 ◇ 1 月ロシア鉱工業生産(予想:前年比0.1%)
○ユーロ圏財務相会合
○香港、中国(旧正月)、ブラジル(カーニバル)、米国(プレジデンツデー)、カナダ(ファミリーデー)、休 場

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。.1%)
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。.1%)
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

12 日07:25 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「景気回復に集団免疫は必要ではない」
「旅行や出張への支出回復は長い時間がかかる」
「集団免疫が無くても、春か夏には強い消費需要を見込 んでいる」

12 日07:40 ホールデン英中銀金融政策委員会(MPC) 委員
(デイリー・ミラー紙より)
「来年の今頃は、英国の年間成長率は2 桁になっている だろう」
「新型コロナウィルスの規制が解除されたら消費の急増 を予想する」

12 日08:55 麻生財務相
「景気は新型コロナウィルスの影響で、今はまだ厳しい 状況」
「持ち直しの動きが国によって出でてきている」
「日本は改善する方向にあるかなという気はしている」

12 日15:21 バイトマン独連銀総裁
「増税のおかげで独CPI は今年のECB 目標を上回る可 能性」

12 日17:01 スナク英財務相
「経済は冬を超えて回復する兆しが見えている」
「新型コロナウイルスは発症と入院の減少を見る必要が ある」
「楽観的になる理由がある」

12 日19:11 フォンデアライエン欧州委員長
「年央までに復興基金が配分され、欧州の景気回復を 支援する見込み」

12 日19:42 ロシア中銀
「中立的な金融政策への回帰を検討」
「インフレ率は目標を上回りつつある」

12 日21:23 ナビウリナ・ロシア中銀総裁
「緩和サイクルは終わった」
「ロシアのインフレ率は5.5%程度でピークアウトする見 込み」

12 日23:29 麻生財務相
「G7 財務相会合、マクロ経済のあり方や低所得国支援 などを議論」
「マクロ分野では経済回復の道筋見据えた対策が必要」
「低所得国支援では途上国の利益になることが重要」

13 日01:44 イエレン米財務長官
「力強く・持続的な回復を促進するために、G7 各国に財 政支援の拡大を促した」
「パンデミックに苦しむ低所得国を支援するため、G7 は 国際金融機関と協力しなければならない」
「世界的な気候変動の取り組みにおいて、米国は重要 な役割を果たさなければならない」

13 日02:15 トルドー加首相
「ファイザー製コロナワクチン、幾らかは予定よりも到着 が早まる」
「追加400 万回分のワクチンをモデルナから購入し、今 後はインド製ワクチンも検討」

13 日02:21 ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理 事
「G7 は、ワクチンへのアクセス・政府の回復サポート・気 候変動や脆弱な国々への支援に対し確固たる連携を示 した」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 15022021 chart 1

<ドル円=2/5 高値を抵抗に戻り売りスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることで、三役好転 の強い買いシグナルが点灯中。高値から4 手連続陰線で反落 した後、2 手連続陽線で反発しているものの、転換線を下回 って引けていることで、反落の可能性が示唆されている。
本日は、2 月5 日の高値を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、 同水準を上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 105.77(2/5 高値)
前日終値 104.94
サポート1 104.55(日足一目均衡表・基準線)
サポート2 104.14(日足一目均衡表・雲の上限)
fx morning 15022021 chart 2

<ユーロドル=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の中で引けていることで、売りシグ ナルが優勢な展開となっている。抱き線で反落しているもの の、転換線を上回って引けていることで、反発の可能性が示 唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.2222(日足一目均衡表・雲の上限)
前日終値 1.2120
サポート1 1.2051(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 15022021 chart 3

<ユーロ円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることで、三役好転 の強い買いシグナルが点灯中。3 手連続陽線で転換線を上回 って引けていることで、続伸の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 127.49(1/7 高値)
前日終値 127.16
サポート1 126.71(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 15022021 chart 4

<豪ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることで、三役好転 の強い買いシグナルが点灯中。2 手連続陽線で転換線を上回 って引けていることで、続伸の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 82.65(1/8-28 の下落幅の上方倍返し)
前日終値 81.43
サポート1 80.68(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 15022021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

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