FX Morning 04/26/2021

【前日の為替概況】NY ダウ反発でリスク選好のドル安、対ユーロ1.2100 ドル、対円107.48 円

23 日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反発。終値は1.2097 ドルと前営業日NY 終値(1.2015 ドル)と比べて0.0082 ドル程度のユーロ高水準だった。欧州時間発表の仏・独・ユーロ圏PMI 速報値が 総じて良好な内容だったことからユーロ買い・ドル売りが先行し、一時1.2076 ドルまで値を上げた。堅 調な米経済指標を受けて米長期金利が上昇に転じたこともユーロ売り・ドル買いを促し、24 時前に一時 1.2046 ドル付近まで上げ幅を縮めた。もっとも、安く始まったダウ平均が持ち直し、一時340 ドル超上 昇するとリスク・オンのドル売りが優勢になり、5 時前に1.2100 ドルと3 月3 日以来の高値を付けた。

ドル円は小幅ながら5 日続落。終値は107.88 円と前営業日NY 終値(107.97 円)と比べて9 銭程度の ドル安水準だった。対ユーロ中心にドル安が進んだ流れに沿って円買い・ドル売りが先行し、107.48 円 と3 月4 日以来の安値を付けた。4 月米製造業・サービス部門PMI 速報値が良好な内容となったほか、3 月米新築住宅販売件数が予想を大幅に上回ったこともドル買い戻しを促し、108.15 円と日通し高値を更 新した。米10 年債利回りが1.55%台まで上昇幅を縮めたことで伸び悩む展開となった。

ユーロ円は5 営業日ぶりに反発。終値は130.49 円と前営業日NY 終値(129.72 円)と比べて77 銭程度 のユーロ高水準。22 時前に一時129.78 円付近まで下押ししたものの、米国株相場が底堅く推移すると投 資家のリスク志向が改善し円売り・ユーロ買いが優勢になり130.56 円と本日高値を更新した。

オセアニア通貨は堅調だった。米国株相場が底堅く推移するとリスクセンチメントに敏感な豪ドルや NZ ドルに買いが入った。豪ドル米ドルは一時本日高値となる0.7760 米ドル、豪ドル円は83.75 円まで値 を上げたほか、NZ ドル米ドルは0.7203 米ドル、NZ ドル円は77.73 円と日通し高値を更新した。

【本日の東京為替見通し】ドル円、日米金融政策決定会合や施政方針演説控えて伸び悩みか

本日の東京外国為替市場のドル円は、108.50 円から上にはゴールデンウィークに向けた本邦輸出企業 からのドル売りオーダーが控えていることや、今週の重要イベントを控えて上値が重い展開が予想される。

ドル円の上値を抑える要因としては、日米首脳会談を受けた台湾海峡を軸とする極東の地政学リスク、 緊急事態宣言を受けた日本での新型コロナウイルス感染拡大第4 波への警戒感、菅政権の次期衆院選の前 哨戦となる衆参3 選挙での全敗を受けたリスク回避、などが挙げられる。

ドル円のオーダー状況は、上値には、108.20-80 円に断続的にドル売りオーダーが控えている。下値に は、107.40 円と107.00 円にドル買いオーダーが控えている。

今週の注目イベントは、本日26 日から明日にかけて開催される日銀金融政策決定会合、27-28 日に開 催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、そして、28 日に予定されているバイデン米大統領の上下両院合 同会議での施政方針演説となる。

日銀金融政策決定会合では、3 月会合での政策修正の効果を見極める可能性が高いことから、金融政策 の現状維持が予想されている。「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、黒田日銀総裁の任期後と なる2023 年度の見通しが加わるが、コア消費者物価指数の前年比はインフレ目標2%に達しない見込み となっており、現状の金融緩和策の継続が予想されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、バイデ ン政権の米国救済計画(1.9 兆ドル規模)による個人消費や住宅市場の回復基調を受けたテーパリング(資 産購入の段階的縮小)の時期に関する協議に要注目となる。バイデン米大統領の施政方針演説では、「ア メリカン・ファミリーズ・プラン」の財源としてのキャピタルゲイン課税や所得税増税への言及に要警戒 となる。

ドル円の酒田罫線法によるテクニカル分析では、3 月31 日の高値110.97 円から陰線新安値11 手で 107.48 円まで下落しており、「新値八手十手は酒田の骨子」から最終局面に差し掛かりつつある可能性に 要警戒となる。フィボナッチ・リトレースメント(102.59 円-110.97 円)の38.2%押しの107.77 円を下 抜けたことで、50%押しの106.78 円が下値目処となっている。

一目均衡表では、一目・転換線が基準線を下回っていることから「均衡表は逆転」、遅行スパンは実線 を下回っていることから「遅行スパンは逆転」、雲の中(4/26 上限:107.99 円)で引けているものの、売 りシグナルが優勢な展開となっている。ドル円が上昇トレンドから下落トレンドに転換したとの確認は、 フィボナッチ・リトレースメント(102.59 円-110.97 円)の50.0%押し106.78 円を下回り、雲の下限106.35 円を下回り、200 日移動平均線105.73 円を下回った時となる。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○日銀金融政策決定会合(1 日目)
○08:50 ◇ 3 月企業向けサービス価格指数(予想:前年比横ばい)
○14:00 ◇ 2 月景気動向指数改定値

<海外>
○17:00 ◎ 4 月独Ifo 企業景況感指数(予想:98.0)
○21:00 ◎ パネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○21:30 ◎ 3 月米耐久財受注額(予想:前月比2.4%/輸送用機器を除く前月比1.6%)
○22:00 ◎ レーンECB 専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
○27 日00:30 ◎ 米財務省、2 年債入札
○27 日02:00 ◎ 米財務省、5 年債入札
○ニュージーランド(アンザックデーの振替休日)、休場

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

23 日21:52 黒田日銀総裁
「ETF 購入の出口戦略、具体的なタイミングや方法は金 融政策全体の出口戦略で議論」
「個人へのETF 売却案もオプションとしてあり得るが、具 体的に議論しているわけではない」

24 日04:49 バイデン米政権で気候変動問題を担当する ケリー大統領特使
「バイデン大統領は国境調整税に関心」

25 日 ブロードベント・イングランド銀行(BOE)副総裁
「少なくとも今後数四半期で非常に急速な英経済成長を 見込む」
「必要に応じてQE を拡大する余地はある」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 26042021 chart 1

<ドル円=転換線を抵抗に戻り売りスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の中で引けているものの、売りシグ ナルが優勢な展開となっている。陰線新安値11 手を数えて、 転換線を下回って引けていることから続落の可能性が示唆 されている。
本日は、転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を 上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 108.29(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 107.88
サポート1 107.48(4/23 安値)
サポート2 106.68(3/3 安値)
fx morning 26042021 chart 2

<ユーロドル=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けたことから、三役好転の 強い買いシグナルが点灯した。抱き線で反発して、転換線を 上回って引けていることから続伸の可能性が示唆されてい る。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.2184(2/26 高値)
前日終値 1.2097
サポート1 1.2022(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 26042021 chart 3

<ユーロ円=基準線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。抱き線で反発し、転 換線を上回って引けていることから続伸の可能性が示唆さ れている。
本日は、基準線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 130.97(4/20 高値)
前日終値 130.49
サポート1 129.63(日足一目均衡表・基準線)
fx morning 26042021 chart 4

<豪ドル円=転換線を抵抗に戻り売りスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の中で引けた。転換線を下回って引 けていることから、売りシグナルが優勢な展開となっている。 孕み線で反発したものの、転換線を下回って引けていること から反落の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を 上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 83.91(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 83.56
サポート1 82.33(日足一目均衡表・雲の下限)
fx morning 26042021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

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