FX Morning 04/27/2021

【前日の為替概況】ドル円 108.20 円まで上昇、ロンドンフィキシングでドル買い・円売り

26 日のニューヨーク外国為替市場でドル円は6 営業日ぶりに反発。終値は108.08 円と前営業日NY 終 値(107.88 円)と比べて20 銭程度のドル高水準だった。日本時間夕刻に一時107.64 円と日通し安値を 付けたものの、前週末の安値107.48 円がサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。市場では「107 円台半ばには断続的な買い注文が観測されている」との声も聞かれた。米長期金利の指標である米10 年 債利回りが1.59%台まで上昇したことも買い戻しを誘った。

NY 市場では米長期金利が上昇幅を縮めたタイミングで一時107.90 円付近まで下押ししたものの、ロン ドン16 時(日本時間24 時)のフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いのフローが観測されると108.20 円と日通し高値を更新した。その後も108 円台前半で底堅く推移した。なお、この日発表の3 月米耐久財 受注額は前月比0.5%増と予想の2.4%増を下回ったものの、相場の反応は限られた。

ユーロドルは小反落。終値は1.2086 ドルと前営業日NY 終値(1.2097 ドル)と比べて0.0011 ドル程度 のユーロ安水準だった。東京時間に一時1.2117 ドルと2 月26 日以来2 カ月ぶりの高値を付けた反動でポ ジション調整目的の売りが先行。ユーロ豪ドルやユーロNZ ドルなど、一部ユーロクロスが下落した影響 も受けて一時1.2061 ドルと日通し安値を更新した。ただ、米長期金利が上昇幅を縮めると1.2094 ドル付 近まで下げ渋っている。ユーロ豪ドルは一時1.5460 豪ドル、ユーロNZ ドルは1.6688NZ ドル、ユーロカ ナダドルは1.4959 カナダドルまで値を下げた。

ユーロ円は続伸。終値は130.64 円と前営業日NY 終値(130.49 円)と比べて15 銭程度のユーロ高水準。 欧州序盤に一時130.21 円と本日安値を付けたものの、売り一巡後はドル円の上昇につれた買いが入り 130.76 円と本日高値を更新した。

【本日の東京為替見通し】ドル円、展望リポートの2023 年度インフレ率見通しに要注目か

本日の東京外国為替市場のドル円は、108.50 円から上のゴールデンウィークに向けた本邦輸出企業か らのドル売りオーダーが上値を抑える中、展望リポートでの2023 年度のインフレ率見通しに注目する展 開となる。

昨日から本日にかけて開催されている日銀金融政策決定会合では、3 月会合での政策修正の効果を見極 める可能性が高いことから、金融政策の現状維持が予想されている。「経済・物価情勢の展望(展望リポ ート)」では、黒田日銀総裁の任期後となる2023 年度の見通しが加わるが、コア消費者物価指数の前年比 はインフレ目標2%に達しない見込みとなっており、黒田日銀総裁の記者会見に要注目となる。

本日から明日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、バイデン政権の米国救済計画(1.9 兆ドル規模)による個人消費や住宅市場の回復基調を受けたテーパリング(資産購入の段階的縮小)の時 期に関する協議に要注目となる。

明日28 日に予定されているバイデン米大統領の施政方針演説では、「アメリカン・ファミリーズ・プラ ン」の財源としてのキャピタルゲイン課税や所得税増税への言及に要警戒となる。

ドル売り・円買い要因としては、米連邦準備理事会(FRB)による2023 年末までのゼロ金利政策の継続、 台湾海峡を軸とする極東の地政学リスク、緊急事態宣言を受けた日本での新型コロナウイルス感染拡大第 4 波への警戒感、などが挙げられる。

ドル買い・円売り要因としては、バイデン米政権の大規模財政出動を受けた米国の景気回復期待やFRB の早期テーパリング(資産購入の段階的縮小)観測、そして、テクニカル面での自律反発の可能性、など が挙げられる。

ドル円のオーダー状況は、上値には、108.20 円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、 108.30-80 円には断続的にドル売りオーダーが控えている。下値には、107.50 円にドル買いオーダー、 107.40 円割れにはストップロス売りが控えている。

ドル円のテクニカル分析では、下げ止まりの可能性が示唆されている。フィボナッチ・リトレースメン ト(102.59 円-110.97 円)では、38.2%押しの107.77 円に到達したことで自律反発の可能性が示唆され ている。酒田罫線法では、陰線新安値11 手を数えたことから、「新値八手十手は酒田の骨子」により最終 局面の可能性が示唆されている。一目均衡表でも、雲(上限:108.00 円)が支持帯となっている。

【本日の重要指標】 ※時刻表示は日本時間

<国内>
○未定 ☆ 日銀金融政策決定会合(終了後、決定内容発表、予想:当座預金金利▲0.10%で据え置き)
○未定 ◎ 経済・物価情勢の展望(4 月、基本的見解)
○15:30 ☆ 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見

<海外>
○16:30 ◎ スウェーデン中銀、政策金利発表(予想:0.00%で据え置き)
○16:30 ◇ 3 月スウェーデン失業率
○19:00 ◎ デコス・スペイン中銀総裁、講演
○20:00 ◇ 3 月メキシコ貿易収支(予想:32.00 億ドルの黒字)
○22:00 ◇ 2 月米住宅価格指数(予想:前月比1.0%)
○22:00 ◎ 2 月米ケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比11.6%)
○23:00 ◎ 4 月米消費者信頼感指数(予想:112.1)
○23:00 ◎ 4 月米リッチモンド連銀製造業景気指数(予想:22)
○28 日02:00 ◎ 米財務省、7 年債入札
○28 日05:00 ◎ マックレム・カナダ銀行(BOC)総裁、議会証言
○米連邦公開市場委員会(FOMC)1 日目
○南アフリカ(自由の日)、休場

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

【前日までの要人発言】

26 日13:23 インド保健省
「インド、1 日あたりの新型コロナウイルスの新規感染者 数が35 万2991 人と過去最多を更新」

26 日21:33 パネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事
「インフレは依然我々の目標とする予測範囲をはるかに 下回っている」

※時間は日本時間

〔日足一目均衡表分析〕

fx morning 27042021 chart 1

<ドル円=4/20 高値を抵抗に戻り売りスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の上で引けているものの、売りシグ ナルが優勢な展開。転換線を下回って引けていることから続 落の可能性が示唆されているものの、上昇している雲の上限 が支持帯となりつつあり、要警戒か。
本日は、転換線108.23 円を念頭に置き、4 月20 日の高値 を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同水準を上抜けた場合は 手仕舞い。

レジスタンス1 108.55(4/20 高値)
前日終値 108.08
サポート1 107.48(4/23 安値)
サポート2 106.68(3/3 安値)
fx morning 27042021 chart 2

<ユーロドル=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陰線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。孕み線で反落したも のの、転換線を上回って引けていることから反発の可能性が 示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 1.2184(2/26 高値)
前日終値 1.2086
サポート1 1.2030(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 27042021 chart 3

<ポンド円=基準線を抵抗に戻り売りスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を下回り、遅行スパンは 実線を下回り、一目・雲の上で引けているものの、売りシグ ナルが優勢な展開となっている。2 手連続陽線で上昇してい るものの、転換線を下回って引けていることから反落の可能 性が示唆されている。
本日は、基準線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を 上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 150.97(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 150.24
サポート1 149.06(4/23 安値)
fx morning 27042021 chart 4

<NZ ドル円=転換線を支持に押し目買いスタンス>
陽線引け。一目・転換線は基準線を上回り、遅行スパンは 実線を上回り、一目・雲の上で引けていることから、三役好 転の強い買いシグナルが点灯している。2 手連続陽線で上昇 し、転換線を上回って引けていることから、続伸の可能性が 示唆されている。
本日は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線 を下抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス1 79.14(3/18 高値)
前日終値 78.21
サポート1 77.79(日足一目均衡表・転換線)
fx morning 27042021 chart 5

情報提供元:DZHフィナンシャルリサーチ社

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