20日の香港株式市場でハンセン指数は反発、中国本土株式市場で上海総合指数は3日続伸
FOREX.com 2023/01/26 11:44 JST
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は反発/きょうの香港市場は買い優勢か、旧正月連休の消費が盛況 米株高も支援材料
【前日の振り返り】
20日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比1.82%高の22044.65ポイントだった。中国企業指数は2.34%高の7483.58ポイント。メインボードの売買代金は概算で951億3000万HKドル。
ハンセン指数は終日、じりじりと上げ幅を広げる展開。終値ベースで心理的節目の22000ポイントを回復し、昨年6月28日以来約7カ月ぶりの高値を付けた。前日売られたネット株が買い直され、相場を押し上げた。19日の米株式相場は続落したものの、アリババ集団(BABA)や百度(BIDU)など中国ネット・IT企業の米預託証券(ADR)は総じて堅調。春節(旧正月)の大型連休を前に、中国の景気が持ち直すとの期待が高まり、幅広いセクターで買いが優勢となった。この日の中国本土相場の上昇も投資家心理を支えたもよう。
【きょうの見通し】
連休明け26日の香港市場は買いが優勢か。中国で「ゼロコロナ」政策が終了してから初めての春節(旧正月)を迎え、連休中に中国本土、香港、マカオの観光業や小売業、娯楽業の盛況が伝わり、経済の本格的な回復に対する期待が買いを支えそうだ。中国本土の新型コロナの感染第1波がピークアウトの傾向にあることも安心感につながるだろう。
連休中に米株式市場が堅調だったことも支援材料。ダウ平均は25日まで4営業日続伸。前週末のウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の発言や、『ウォールストリート・ジャーナル』の報道を受けてFRBが近く利上げ停止を検討するとの思惑が広がり、米景気の減速懸念が後退した。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は3日続伸、約5カ月ぶり高値を更新 中国経済の回復に期待
【前日の振り返り】
20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.76%高の3264.81ポイントだった。深セン成分指数は0.57%高の11980.62ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7491億1000万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏でもみ合った。中国経済の回復に対する期待が買いを支えた。国内の新型コロナウイルスの感染状況について、中国国家衛生健康委員会は19日、発熱外来の患者数、救急患者数、重症患者数がいずれもピークアウトし、医療体制は正常に戻りつつあるとの見方を示した。春節(旧正月)連休を前に、上値は重かったが、終値ベースで昨年8月23日以来、約5カ月ぶり高値を更新した。
セクター別では、貴金属、バッテリー素材、採掘が全面高。教育、石炭、鉄鋼、太陽光発電設備も高い。半面、証券、半導体が軟調だった。
A株市場では、2022年12月本決算の増益見通しを発表した太陽電池メーカーの隆基緑能科技(601012)と医薬品株の華潤三九医薬(000999)が大きく買われた。通信キャリアの中国聯合網絡通信(600050)、インフラ建設の中国交通建設(601800)、教育関連の中公教育科技(002607)も上昇が目立った。半面、調味料メーカーの仏山市海天調味食品(603288)、証券株の東方証券(600958)と広発証券(000776)、音声認識技術の科大訊飛(002230)、酒造大手の貴州茅台酒(600519)が下げた。12月の月次統計を発表した宅配の順豊控股(002352)は軟調だった。
上海B株指数は0.72%高の300.19ポイント、深センB株指数は0.89%高の1221.78ポイント。
【上海総合指数】
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