17日の香港株式市場でハンセン指数は反発、中国本土株式市場で上海総合指数は反発
FOREX.com 2023/03/20 09:59 JST
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は反発/きょうの香港市場は神経質な展開か、FOMC控え様子見ムード
【前日の振り返り】
17日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比1.64%高の19518.59ポイントだった。中国企業指数は2.06%高の6615.71ポイント。メインボードの売買代金は概算で1649億2000万HKドル。
ハンセン指数は前日に割り込んでいた100日移動平均(大引け時点で19396.95ポイント)を上回って寄り付き、前場に上げ幅を拡大。17日の米株式相場の上昇を受けた買いがハイテク株を中心に幅広くセクターに入った。米中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクに対して米大手銀行11行が合計300億米ドルを預け入れると発表したことで、金融システムへの不安が和らいだ。ただ、上昇率が2%を超えると上値が重かった。
【きょうの見通し】
週明け20日の香港市場は神経質な展開か。世界的な金融システム不安への懸念が残るなか、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの先行きは不透明になっている。21-22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、結果を見極めたい投資家が積極的な売買を見送るだろう。決算など個別に材料の出た銘柄の物色が中心の相場になりそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄の舜宇光学科技(02382)が2022年12月本決算を発表する予定。
スイス金融機関最大手UBSは19日、同2位で経営危機に陥っていたクレディ・スイスの買収で合意した。また、FRBなど日米欧の6中央銀行は19日、中銀が協調して市場への米ドル供給を強化すると発表した。ただ、欧米で金融機関の連鎖破綻が続く可能性への警戒感は根強く、運用リスクを取りにくいと予想する。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は反発、米株高好感で終日プラス圏、終盤に上げ幅縮小
【前日の振り返り】
17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.73%高の3250.55ポイントだった。深セン成分指数は0.36%高の11278.05ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9731億900万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移した。米銀の相次ぐ破綻によって広がっていた金融システムへの不安が後退し、16日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。また、指数は前日に約1カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。ただ、終盤は上値の重さが目立ち、上げ幅を縮小して取引を終えた。セクター別では、ゲームや通信サービス、保険、証券がほぼ全面高となった半面、漢方薬や医療サービス、医療器械などが売られた。
A株市場では、富士康工業互聯網(601138)や曙光信息産業(603019)、三七互娯網絡科技集団(002555)、科大訊飛(002230)などの上昇が目立ったほか、原油価格の上昇を受けてペトロチャイナ(601857)やシノペック(600028)も買われた。半面、東阿阿膠(000423)や華潤三九医薬(000999)、宇通客車(600066)、隆基緑能科技(601012)などが売られた。
上海B株指数は0.34%高の290.76ポイント、深センB株指数は0.35%高の1172.30ポイント。
【上海総合指数】
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