22日の香港株式市場でハンセン指数は続伸、中国本土株式市場で上海総合指数は続伸
FOREX.com 2023/03/23 10:21 JST
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は続伸/きょうの香港市場は反落スタートか、米FRBが0.25%の利上げを決定
【前日の振り返り】
22日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比1.73%高の19591.43ポイントだった。中国企業指数は1.38%高の6639.99ポイント。メインボードの売買代金は概算で1068億6000万HKドル。
ハンセン指数は朝方に上げ幅を急拡大。米金融当局が金融システム不安の拡大防止策を続けるとの見方から前日の米株式相場が上昇し、香港でも運用リスクを取りやすくなった。もっとも、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ姿勢を見極めたいとの気分が漂うなか、上昇率2%付近では上値が重く、中盤以降は同水準を下回って推移した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が香港時間23日未明に公表される。
【きょうの見通し】
23日の香港市場は米株安の流れを引き継ぎ反落スタートか。前日のNY市場でダウ平均は530米ドル安と反落。注目されたでは市場予想通りに政策金利が0.25%引き上げられた。金融システム不安が懸念されるなかで事前には利上げの中断も一部で予想されていたため、FRBが従来の引き締め姿勢を維持したことで株式市場では売りが優勢となった。イエレン米財務長官が預金保険を無制限に拡大するつもりはないと発言したことが嫌気された。
一方、22日のFOMCの声明文ではこれまでの「継続的な利上げ」という文言が削除された。先行きの利上げへの慎重さが意識されたことで10年物国債利回りは下落(価格は上昇)した。企業の決算発表が続くなか、業績を手掛かりとした個別物色が引き続き相場を支えるだろう。きょうはチャイナ・モバイル(00941)、中国中煤能源(01898)などが決算を発表する。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は続伸、米FOMCの結果を控え様子見 通信関連に買い
【前日の振り返り】
22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.31%高の3265.75ポイントだった。深セン成分指数は0.61%高の11496.93ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9578億5000万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏で推移した。米金融当局が金融システム不安の拡大防止策を続けるとの見方から、前日の米株式相場が上昇したことを好感。中国当局の政策支援で恩恵を受けそうな銘柄や業績を手掛かりとした個別銘柄の物色も相場を支えた。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小し、後場は前日終値に近づく場面もあった。一方、米金融政策の見通しが不透明ななか、FOMCの結果公表とパウエルFRB議長の記者会見を22日に控え、様子見気分が上値を抑えた。
セクター別では、通信設備、通信サービス、インターネットサービス、ゲームが高い。半面、貴金属が全面安となったほか、電子化学品、太陽光発電設備、宝飾品などが下げた。
A株市場では、電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)、武漢光迅科技(002281)がストップ高を付けたほか、曙光信息産業(603019)、浙江大華技術(002236)も急伸。半導体ディスプレー大手のTCL科技集団(000100)、ゲーム関連の三七互娯網絡科技集団(002555)も上昇が目立った。半面、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)、非鉄金属の中国アルミ(601600)、鉄鋼メーカーの本鋼板材(000761)、半導体製造装置メーカーの北方華創科技集団(002371)などが売られた。
上海B株指数は0.58%高の290.31ポイント、深センB株指数は0.78%高の1183.84ポイントだった。
【上海総合指数】
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