日経平均は続伸、米国株は反落

【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は続伸/東京市場は軟調か

前日の振り返り】

30日の日経平均は続伸。終値は50円高の27433円。米国株高を受けても寄り付きは1桁の上昇。場中はマイナス圏に沈むと下げ渋った一方、上げ幅を広げて27500円に近付くと値を崩し、プラス圏とマイナス圏を行き来した。

後場に入るとマイナス圏で推移する時間が長かった。経済界の重鎮や学識者で構成される団体「令和臨調」が、政府・日銀の共同声明の見直しを提言したと伝わり、これを受けて円高が進行。指数もこれに反応して弱含んだ。それでも終盤にかけては盛り返し、プラス転換から上げ幅を拡大。後場の高値圏で取引を終えた。TOPIXはほぼ横ばいながら下落で終えた。

 

【きょうの見通し】

東京市場は軟調か。米国株は下落。ドル円は足元13040銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて40円高の27410円、ドル建てが75円高の27445円で取引を終えた。

日経平均が27日、30日と27500円を超えられずに足踏みしているところで米国株に大きめの下げが出てきたことから、売りに押される展開を予想する。

ただ、米国株はここまでの動きが良かっただけに、FOMCを前に売りが出てくるのは当然のこと。CME225先物は米国株が弱かった割には値を保っており、そこまで悲観ムードは高まらないだろう。

ここ数日の日本株は上値は重い一方で下値も堅い。買いを入れづらい地合いが想定されることからマイナス圏で推移するとみるが、大きく下げるような場面があれば押し目買いは入りやすく、場中は比較的落ち着いた動きになると予想する。

日経平均の予想レンジは27200-27500

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ260ドル安と7日ぶりに反落

前日の振り返り】

30日の米国株は反落。今週発表されるアップルなどのハイテク・ジャイアントの決算や、0.25%の利上げが見込まれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えた警戒感から、ハイテク株を中心に利益確定売りが強まったた。

ダウ平均は260.99ドル安(-0.77%)と7営業日ぶりに反落。朝方に77ドル高まで上昇する場面もあったが、終盤に282ドル安まで下落し、ほぼ安値引けとなった。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.30%安、1.96%安と3日ぶりに大幅反落した。

ハイテク・ジャイアントはメタ・プラットフォームズが3%超下落し、アルファベット、アップルも2%超下落。半導体のエヌビディアも6%近く下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.67%安と続落した。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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