22日の日経平均は大幅反発、米国株は大幅反落

【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅反発/東京市場は軟調か

前日の振り返り】

22日の日経平均は大幅反発。終値は520円高の27466円。米国では金融システムに対する過度な不安が後退し、ダウ平均が20日、21日と連日で大幅上昇。この動きを好感して、寄り付きから300円を超える上昇となった。27200円台で寄った後、場中も上値を伸ばす展開。前場のうちに上げ幅を500円超に広げると、後場には節目の27500円を上回る場面もあった。米国動向を受けて金融株が軒並み高となったほか、主力グロース株にも強い動きが見られた。27500円より上は重く、引けにかけてはやや失速したが、それでも終値で500円を超える上昇となった。

 

【きょうの見通し】

東京市場は軟調か。米国株は下落。米長期金利は低下しており、ドル円はドル安・円高に傾斜。足元では13140銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて250円安の26980円、ドル建てが180円安の27050円で取引を終えた。

 

米国株が大幅安となり、為替は円高と日本株にはアゲインストの流れ。FOMCに関しては結果発表直後には買いが入っており、終盤の下げに関してはイエレン氏の発言の方が大きく影響したようでもある。

ただ、FOMCを通過して米国株が大幅安となったことで、直前の上昇は単なる買い戻しにすぎなかったとの見方が強まるだろう。日本株は現状では米株動向に神経質となりやすい。前日とは逆の展開で、安く始まって場中も下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。

日経平均の予想レンジは27000-27350

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ530ドル安 イエレン米財務長官発言を嫌気

前日の振り返り】

22日の米国株は大幅反落。注目されたFOMCでは市場予想通りに政策金利が0.25%引き上げられ、年内の利上げがあと1回にとどまるとの予想が示されたが、パウエルFRB議長が足もとでの金融危機が米国経済に悪影響を与える可能性について言及したことに加え、イエレン米財務長官が預金保険を無制限に拡大するつもりはないと発言したことが嫌気された。

ダウ平均はFOMC結果公表後に201ドル高まで上昇したが、530.49ドル安(-1.63%)と一日の安値圏で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.91%高、1.30%高まで上昇したが、S&P5001.65%安、ナスダック総合が1.60%安で終了し、主要3指数がそろって3日ぶりに大幅反落した。

業種別ではS&P500の全11セクターが下落。不動産が3.64%安と下落率トップとなったほか、金融、一般消費財、エネルギーも2%超下落した。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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