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今週の為替相場予想 5/13-17

5月13日~5月17日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野貴義

先週のドル円は2月4日以来となる109.46まで下落。トランプ米大統領が2,000億ドル相当の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げる方針を表明したことを受け、米中貿易摩擦が一段と激化すると見方が影響した。9-10日の日程で開催された米中通商協議では合意に至らず、11日には実際に関税が引き上げらたことで、中国は対抗措置に動く構えを示している。なお、同日のトランプ米大統領のツイッター投稿を受け、週明けの為替マーケットは先週の終値(109.88)からギャップ(窓)を開けて109.74からスタート、一時109.63まで下落し下値追いの動きを見せている。トランプ大統領は「中国は最近の貿易協議でひどく打ちのめされた」などツイッターに投稿した。また、先週発表された米4月消費者物価指数が事前予想を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が将来的に利下げを実施するとの観測が強まったことも、ドル売り・円買いの要因となった。
さて今週ですが、先週に続き上値の重い展開が予想されます。チャートを見ると、実線は週足均衡表の雲の下限(109.58)のサポート受けているものの、基準線(109.46)は下降に転じつつあり、下値余地が広がっています。年初の安値(104.88)からの上昇に対するフィボナッチ係数3分の1押し水準(109.51)で支えられているものの、この水準を割り込むと同係数の2分の1押し水準(108.64)まで調整が進む可能性があります。一方で、切り返しがあったでも20週移動平均線(110.46)までにとどまると考えます。

今週の予定
5月13日(月)
日3月景気先行指数(CI)速報値
日3月景気一致指数(CI)速報値

5月14日(火)
日3月経常収支
日3月貿易収支
日4月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
日4月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI
豪4月NAB企業景況感指数
独4月消費者物価指数(CPI)改定値
独4月消費者物価指数(CPI)改定値
独4月卸売物価指数
英4月失業率
英4月失業保険申請件数
欧3月鉱工業生産
独5月ZEW景況感調査
米4月輸入物価指数
米4月輸出物価指数

5月15日(水)
豪5月ウエストパック消費者信頼感指数
中4月小売売上高
中4月鉱工業生産
独1-3月国内総生産(GDP)速報値
仏4月消費者物価指数(CPI)改定値
トルコ2月失業率
欧1-3月域内総生産(GDP)改定値
加4月消費者物価指数(CPI)
米4月小売売上高
米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
米4月鉱工業生産
米4月設備稼働率
米5月NAHB住宅市場指数
米3月企業在庫
米3月対米証券投資

5月16日(木)
日4月国内企業物価指数
豪4月失業率
豪4月新規雇用者数
欧3月貿易収支
加3月製造業出荷
加3月対カナダ証券投資額
米4月住宅着工件数
米4月建設許可件数
米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

5月17日(金)
日3月第三次産業活動指数
NZ1-3月卸売物価指数(PPI)
欧3月建設支出
欧4月消費者物価指数(CPI)改定値
米4月景気先行指標総合指数
米5月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

ドル円週足:

チャート出典: FOREX.com MT4