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今週の為替相場予想 6/10-14

2019年6月10日~6月14日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野貴義

先週のドル円は節目108円を挟んだ上値の重い状況が続き、一時は約5カ月ぶりの安値となる107.81まで落ち込んだ。先月末に米国が中国に続きメキシコにも関税を課すと表明したことを受け、ドル円は週初から上値の重い展開となった。また、経済指標の悪化を受け、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が台頭したこともドル円を押し下げる要因となった。週末に発表された米5月雇用統計は、失業率は3.6%で前月と変わらずだったが、マーケットが注目した非農業部門雇用者数変化は+7.5万人と事前予想の+18.5万人を大幅に下回り、前回値についても+26.3万人から+22.4万人に下方修正された。この結果を受け、7日高値(108.61)から107.88まで急落したものの、週の安値(107.81)を割り込まず108円台を回復して取引を終えた。
さて今週ですが、早朝の取引では、トランプ米大統領がメキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると明らかにしたとの報道を受け、ドル円は先週末の安値から50銭ほど窓(ギャップ)を空けて取引をスタート。一時108.54まで上昇したが、前週の高値(108.61)の前で戻り売りが出る状況です。チャートを見ると、実線は日足均衡表の転換線(108.83)の下で推移。この水準を抜けても、下降する20日移動平均線(109.07)や日足均衡表の基準線(109.24)が上値抵抗になり、頭の重い展開が予想されます。一方で下値については前週の安値(107.81)が意識されると考えます。今週は米国の消費関連指標の発表が予定されており、数値の悪化は年内の利下げ材料になるため注意が必要です。

今週の予定
6月10日(月)
中5月貿易収支
豪休場
独休場
日4月経常収支
日4月貿易収支
日1-3月実質国内総生産(GDP)改定値
日5月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
日5月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI
英4月貿易収支
英4月鉱工業生産指数
英4月製造業生産指数
加5月住宅着工件数
加4月住宅建設許可件数

6月11日(火)
NZ1-3月製造業売上高
豪5月NAB企業景況感指数
英5月失業率
英5月失業保険申請件数
米5月卸売物価指数(PPI)

6月12日(水)
日5月国内企業物価指数
日4月機械受注
豪6月ウエストパック消費者信頼感指数
中5月消費者物価指数(CPI)
中5月生産者物価指数(PPI)
欧州中銀(ECB)ドラギ総裁、発言
トルコ中銀、政策金利
米5月消費者物価指数(CPI)

6月13日(木)
日4-6月法人企業景気予測調査・大企業全産業業況判断指数(BSI)
日4月第三次産業活動指数
豪5月失業率
豪5月新規雇用者数
独5月消費者物価指数(CPI)改定値
欧4月鉱工業生産
加4月新築住宅価格指数
米5月輸入物価指数
米5月輸出物価指数

6月14日(金)
中5月小売売上高
中5月鉱工業生産
日4月鉱工業生産・確報値
日4月設備稼働率
独5月卸売物価指数(WPI)
仏5月消費者物価指数(CPI)改定値
米5月小売売上高
英イングランド銀行(BOE)カーニー総裁、発言
米5月鉱工業生産
米5月設備稼働率
米6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
米4月企業在庫