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ドル円は108円が遠のく

7月4日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
米中通商協議を巡る楽観的な見方が後退したことを材料にした円買いが進み、3日のドル円は1週間ぶりの安値となる107.53まで下落。その後、小幅反発して107.88まで値を戻したが、寄り付きの107.91を抜けられずに取引を終えた。この日発表された複数の米経済指標はまちまちでマーケットへの影響は限定された。チャートを見ると、実線は日足均衡表の基準線(107.78)や転換線(107.65)を挟んだ動き。騰落の分岐点となる20日移動平均線(107.96)が下降傾向にあるため、早期に108円台を回復できない場合は、107円台前半まで調整が入る可能性が出てくると考えます。4日は米国が独立記念日でマーケットが休場となるため、ポジション調整が主な取引になると考えますが、流動性の低下により円高方向に価格が跳ぶ可能性があるため注意が必要です。
本日の予想レンジ107.30~108.10

<ユーロ円>
ユーロ円は続落し121.31まで下落。1日に6週間ぶりの高値となる123.34を付けたものの基調を維持できず反落している。チャートを見ると、実線は日足均衡表の雲の下限(122.16)に沿って下落。20日移動平均線(122.04)や日足均衡表の基準線(122.14)を回復できておらず、これらを回復できない限りは下向きのトレンドが続くと想定されます。目先は、再度前日安値(121.31)を試すことが予想され、ここを割り込むと6月21日安値(120.95)まで下値余地が広がることになると考えます。
本日の予想レンジ121.30~122.00

<豪ドル円>
3日の豪ドル円は朝方に1週間ぶりの安値となる75.12を付けた後は75.89まで切り返して取引を終えた。2日のオーストラリア準備銀行(RBA)理事会では、政策金利が過去最低水準の1.00%に引き下げられたものの、目先の弱材料が出尽くしたとの見方から、豪ドルを買い戻す動きが強まることとなった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の雲の下限(76.00)と基準線(75.00)の間で推移しており、いずれかをぬけるのを待つ展開です。
本日の予想レンジ75.40~76.00


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