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米中関係悪化でリスク回避の円買い

8月6日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
5日のドル円は先週末の流れを引き継ぎ、1月3日以来となる105.78まで値を下げることとなった。トランプ米大統領が3,000億ドル相当の中国製品に10%の追加関税を賦課する方針を表明し、米中の貿易を巡る対立が泥沼化するとの懸念がドル売り・円買いを誘った。貿易摩擦の拡大は米国内の経済に悪影響を及ぼしつつあり、この日発表された米7月ISM非製造業総合指数は53.7と前回の55.1から低下し3年ぶりの低水準を記録した。また、この日、中国当局が1ドル=7元を超える人民元安を容認したことを受け、トランプ米大統領が中国が約10年ぶりの元安を容認したことは「重大な違反行為」で「為替操作」にあたると批判したことも、リスク回避の円買いが進む要因となった。テクニカル的には、直近の安値であった6月25日安値(106.77)を割り込んでおり、年初につけた1月3日安値(104.88)まで下値余地が広がっています。この水準を抜けると、2018年3月26日安値(104.62)が次の目標となります。
本日の予想レンジ105.00~106.50

<ユーロ円>
5日のユーロ円は2017年4月以来となる117.67まで下落。その後ユーロドルが買い戻されたことを受け、ユーロ円も118.92まで持ち直して取引を終えた。チャートを見ると、実線は下降トレンドの中にあり、戻ったところは売られやすい状況です。戻りのポイントは節目119円、日足均衡表の転換線(119.52)といったところ。下値については、再度1118円割れの可能性もあると考えます。
本日の予想レンジ118.20~119.50

<豪ドル円>
5日の豪ドル円は72.45から71.39まで下落。戻りは鈍く本日朝方には約6年ぶりとなる71.23まで値を下げることとなった。本日はオーストラリア準備銀行(RBA)の政策委員会が予定されています。政策金利そのものは現行の1.00%で据え置きが予想されているものの、米中貿易摩擦を背景に中国を最大貿易相手国とするオーストラリア経済へのダメージを緩和するため、会合後の声明の中で将来的な利下げについて言及があった場合は、一段安の可能性もあると考えます。
本日の予想レンジ71.00~72.50


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