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リスク回避の円買い強まる

5月7日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
6日のドル円は約5週間ぶりの安値となる110.28まで下落。トランプ米大統領が5日に、2,000億ドル相当の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げる方針を表明したことを受け、米中通商協議が頓挫するとの懸念が影響した。チャートを見ると、実線は週足均衡表の雲の中で推移。20週移動平均線(110.53)を挟んだ位置で推移しているものの、この水準を割り込むと、基準線(109.54)や節目109円まで調整が進むことになります。一方で、戻りがあった場合でも前日高値(110.95)や週足均衡表の転換線(111.04)までにとどまると考えます。連休明けの国内勢がリスク回避の円買いに動く可能性が高く、一段安となるかもしれないため状況を見極めた上で取引したいところです。
本日の予想レンジ110.10~111.10

<ユーロ円>
6日のユーロ円は先週末の終値から90銭ほど円高方向にギャップ(窓)を開けて123.55からスタート。午前中に123.35まで値を下げたものの、その後は窓埋めの動きが進み124.28まで切り返すこととなった。チャートを見ると、実線は週足均衡表の下降する基準線(124.02)に沿った動きを見せている。20週移動平均線(125.03)も下降を続けており、上値の重い展開が予想されます。
本日の予想レンジ123.70~124.30

<豪ドル円>
6日の豪ドル円は1月5日以来となる76.78を付けた後は77.65まで切り返しを見せたものの、テクニカル上のポイントとなる日足均衡表の転換線(77.86)を回復できずに取引を終えた。本日この後に予定されているオーストラリア準備銀行の政策決定会合では政策金利の据え置きが予想されているものの、前回の会合において将来的な利下げを視野に入れていることが示唆されており、今回も同じスタンスが示された場合には一段安の可能性が高まることになります。会合前に発表される豪3月小売売上高も悪化予想が出ており、豪ドルの上値は抑えられやすいと考えます。
本日の予想レンジ77.00~77.80

JP 20190507

チャート出典: FOREX.com MT4