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クロス円は一段安の懸念強まる

5月8日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
7日のドル円は3月28日以来となる110.16まで下落。トランプ米大統領が5日に、2,000億ドル相当の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げる方針を表明したことを受け、米中通商協議が頓挫するとの懸念が影響した。チャートを見ると、実線は週足均衡表の雲の中で推移。20週移動平均線(110.51)を挟んだ位置で推移しているものの、下降圧力は強く節目110円を割り込むと、基準線(109.54)や節目109円まで下値余地が広がることになります。一方で、戻りがあった場合でも週初につけた寄り付きの110.60を超えての上昇は難しいと考えます。
本日の予想レンジ109.60~110.60

<ユーロ円>
7日のユーロ円は続落し1月5日以来となる123.10まで下落。欧州委員会が四半期経済見通しで、ユーロ圏経済の2019年の成長率は1.2%と昨年の1.9%から減速するとの報告が影響した。チャートを見ると、実線は週足均衡表の下降する基準線(124.02)に沿った動き。20週移動平均線(124.99)も下降を続けており、上値の重い展開が予想されます。今のところ節目123円がサポートになっていますが、この水準を割り込むと下値余地が一段と広がることになるため注意が必要です。
本日の予想レンジ122.70~123.70

<豪ドル円>
7日の豪ドル円は行って来い。この日開催されたオーストラリア準備銀行の政策決定会合において、政策金利は1.50%で据え置きが決定した。豪ドル円は77円台前半から一時78.03まで上昇し週初につけたギャップ(窓)を埋めたものの、会合後の声明文の中で国内の景気減速を理由に将来的な利下げ観測が強まると再び77円台前半まで押し戻されて取引を終えた。テクニカル上のポイントとなる日足均衡表の転換線(77.86)を終値ベースで抜けられなかったこともあり、引き続き下値圧力の強い状況が続くと考えます。
本日の予想レンジ76.80~77.60

JP 20190508

チャート出典: FOREX.com MT4