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クロス円の下値圧力続く

5月9日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
8日のドル円は3月28日以来となる109.90まで下落。トランプ米大統領が2,000億ドル相当の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げる方針を表明したことを受け、9-10日の日程で開催される米中通商協議が頓挫するとの懸念から、ドル円は先週末の終値から1円以上円高で推移している。ただ、米中通商協議を前に徐々に値動きは鈍くなっており、この日の値幅は38銭にとどまった。チャートを見ると、実線は週足均衡表の雲の中で推移。20週移動平均線(110.51)を割り込み、3月25日安値(109.70)や基準線(109.54)を試す展開です。一方で、戻りがあった場合でも、8日高値(110.28)や週初の寄り付き(110.60)が上値抵抗になり、上値の重い状況が続くと考えます。政治的な要因による地合いであるため、相場環境が急転する懸念があるため注意が必要です。
本日の予想レンジ109.60~110.30

<ユーロ円>
8日のユーロ円は7日安値と同じ123.10まで下落。米中貿易摩擦の悪化によるリスク回避の円買い要因と欧州の経済見通し悪化によるユーロ売り要因により、4か月ぶりの安値水準まで落ち込んでいる。欧州委員会は四半期経済見通しで、ユーロ圏経済の2019年の成長率は1.2%と昨年の1.9%から減速すると報告しており、同圏の景気悪化が懸念されている。チャートを見ると、実線は週足均衡表の下降する基準線(124.02)に沿った動き。20週移動平均線(124.95)も下降を続けており、上値の重い展開が予想されます。今のところ節目123円がサポートになっていますが、この水準を割り込むと下値余地が一段と広がることになるため注意が必要です。
本日の予想レンジ122.70~123.70
<豪ドル円>
8日の豪ドル円は続落し76.89まで下落。7日に開催されたオーストラリア準備銀行の政策決定会合後の声明文の中で国内の景気減速を理由に将来的な利下げの可能性が指摘されたことで、豪ドルの先安感が強まることとなった。目先は節目77円を挟んだ動きが予想されるものの、6日安値(76.78)を割り込むと、節目76円まで下値余地が広がることになると考えます。
本日の予想レンジ76.70~77.30

ドル円週足:
JP 20190509

ユーロ円日足:


豪ドル円日足:

チャート出典: FOREX.com MT4

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