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ドル円は下げ止まり

5月17日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
16日のドル円は109.33から109.96まで上昇。東京時間は無風状態だったが、欧州時間に入りユーロドルの急落を受けてドル円は急騰した。欧州財政問題の長期化懸念と米経済指標の改善がユーロ売り・ドル買いのきっかけとなった。チャートを見ると、実線は週足均衡表の雲の下限(109.58)を回復し下げ止まり感が出ています。本日は再度110円突破を試す展開が予想されますが、同水準は心理的な節目になっており、上値が限定されやすいと考えます。
本日の予想レンジ109.40~110.10

<ユーロ円>
16日のユーロ円は122.53-122.95のレンジで推移。イタリアのサルビーニ副首相が連日にわたり欧州連合(EU)の財政規律を批判する発言をしており、来週予定されている欧州議会選挙および欧州財政問題の長期化が懸念され、ユーロ売りの材料となった。ただ、ユーロドルの下落とドル円の上昇に挟まれ、ユーロ円についてはほぼ横ばいでの値動きにとどまった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の転換線(122.84)に沿った動きを継続。目先は前日高値(122.95)や節目123円を試す展開が予想されますが、同水準を終値ベースで抜けてくるまでは上値は限定されると考えます。週足や月足といった中長期チャートの足形も悪化しており、基調は下向きの状態が続くと考えます。
本日の予想レンジ122.50~123.10

<豪ドル円>
豪ドル円はこの日発表された豪4月雇用統計の結果を受け、1月4日以来となる75.39まで下落。その後は若干の反発を見せたものの、戻りは鈍く75円台後半で取引を終えた。指標の内訳としては、新規雇用者数は+2.84万人と事前予想の+1.40万人を上回ったものの、失業率は5.2%と事前予想の5.1%より悪い数値が示され、前回値についても下方修正され、豪州経済の悪化が懸念される結果となった。チャートを見ると、下降トレンドが明確化しており、じわじわと安値を更新してく可能性が示されているため注意が必要です。
本日の予想レンジ75.30~76.00



ドル円週足:
JP 20190517 USDJPY

ユーロ円日足:
JP 20190517 EURJPY

豪ドル円日足:
JP 20190517 AUDJPY

チャート出典: FOREX.com MT4