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ドル円は110円台前半まで調整

5月23日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
22日のドル円は110.62から110.23まで小幅に下落。トランプ政権が中国の監視システム最大手であるハイクビジョン製品に関し、米企業による取引制限を検討しているとの報道が影響した。通信機器大手のファーウェイに続く取引制限となれば、米中貿易摩擦の激化は避けられないとの見方がリスク回避の円買いを誘った。なお、この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は現行金利を当面維持するとの見解が示されたが、マーケットの反応は限定的だった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の基準線(110.70)を上抜けできず、騰落の分岐点となる20日移動平均線(110.23)まで押しが入る形。本日は節目110円を挟み、上は前日高値(110.62)、下は日足均衡表の転換線(109.87)のレンジで推移すると考えます。ただ、本日夜間に予定されている米4月購買担当者景気指数(PMI)や住宅関連指標は悪化予想が出ており、事前予想を下回る結果が出た場合は、109円台前半まで押し戻される可能性もあるため注意が必要です。
本日の予想レンジ109.80~110.60

<ユーロ円>
22日のユーロ円は5月21日高値(123.74)が上値抵抗になり122.98まで下落。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(123.42)を抜けきれず、日足均衡表の転換線(122.91)付近まで押し戻される格好となった。目先は節目123円前後での値固めを試す展開ですが、20日移動平均線そのものの下降が続いていることから、上よりは下に進みやすい地合いと言えます。前日安値(122.92)を割り込んだ場合は、5月21日安値(122.67)、5月20日安値(122.53)が押しの目安になると考えます。
本日の予想レンジ122.70~123.30

<豪ドル円>
22日の豪ドル円は76円台を維持できず小幅反落。チャートを見ると、実線は日足均衡表の転換線(75.85)を挟んだ動きを見せているものの、転換線そのものが下降に転じるとともに、基準線も下降傾向にあることから、下向きの力が依然として強いことが示されています。5月21日安値(75.61)や前週の安値(75.32)が視野に入ってきていると考えます。
本日の予想レンジ75.40~76.10


ドル円日足:


ユーロ円日足:


豪ドル円日足:


チャート出典: FOREX.com MT4