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ドル円は109円が遠い

6月12日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
11日のドル円は10日に続き、行って来いの展開。株式市場の持ち直しを受け、ドル円は108.34から108.79まで上昇。その後、トランプ大統領が中国との通商協議について、良好な内容でなければ合意しないとの姿勢を示したことに加え、米国の金利は高過ぎるとして米連邦準備理事会(FRB)の金融政策を批判したことが影響し、ドル円は108.43まで値を下げて取引を終えた。なお、この日発表された米5月卸売物価指数(PPI)はほぼ事前予想通りの数値が出たことでマーケットへの影響は限定された。チャートを見ると、実線は節目109円が上値抵抗になる一方で、下値については6月11日安値(108.31)がサポートとして意識されています。5月末からの急落が一段落し、次の材料を待つ展開だと考えます。本日夜間に発表予定の米5月消費者物価指数(CPI)の結果に注意したいところです。
本日の予想レンジ108.20~108.80

<ユーロ円>
11日のユーロ円は約3週間ぶりの高値となる123.18まで上昇したが、すぐに122円台まで押し戻されて取引を終えた。チャートを見ると、実線は4月17日からの下落に対するフィボナッチ係数3分の1戻し(123.00)を達成。目先は同水準での値固めを試す展開です。トランプ大統領のドル高警戒姿勢よりドルが売られたことで、相対的にユーロが買われて対円でも小幅に上昇する傾向にあります。ただ、英国の欧州連合(EU)離脱を含め域内情勢の不安定さから、継続的にユーロが買われる可能性は低いと考えます。ひとまず、本日予定されている欧州中銀(ECB)ドラギ総裁の発言にも注目したいところです。
本日の予想レンジ122.70~123.40

<豪ドル円>
週初の10日に節目76円を達成したこともあり、11日の豪ドル円は75円台半ばでの小動きにとどまった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の基準線(75.67)に頭を抑えられ、20日移動平均線(75.60)の下まで値を下げています。本日は新規の材料もないことから前日と同じく75円台半ばでの値動きが予想されます。ただ、13日に豪5月雇用統計が予定されており数値の悪化が予想されていることから、上よりは下向きの力が強まりやすい地合いだと考えます。
本日の予想レンジ75.20~75.80


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