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クロス円の弱含み続く

6月14日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
13日のドル円は前日に続き108円台前半から中盤での小動きにとどまった。ホルムズ海峡付近で石油タンカー2隻が攻撃を受けたという報道を受け、リスク回避の円買いが入る場面はあったものの、円買いの動きは限定され108円台を維持して取引を終えた。チャートを見ると、実線は下降を続ける20日移動平均線(108.74)に上値を抑えられる展開。一方で下値サポートとして、日足均衡表の転換線(108.30)や節目118円が意識されていると考えます。本日は米5月小売売上高を含め複数の米経済指標の発表が予定されています。今週発表された米5月卸売物価指数(PPI)や米5月消費者物価指数(CPI)は芳しい結果が出ておらず、本日の指標もドルが浮上する材料にはなりづらいと考えます。マーケットでは来週18-19日に開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)まで模様眺めとの見方も出ているようです。
本日の予想レンジ108.00~108.70

<ユーロ円>
13日のユーロ円は続落し1週間ぶりの安値となる122.12まで値を下げた。国際通貨基金(IMF)ラガルド専務理事が発言の中で「ユーロ圏にとって貿易摩擦の高まりはリスクであり、通商問題などを背景にユーロ圏は低成長、低インフレの状態が続く恐れがある」との認識を示したことが影響した。また、前日にはトランプ米大統領が、ロシア産ガスを欧州に輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」への制裁を検討していることを示唆したこともあり、ユーロ圏全体の景況感の悪化懸念がユーロ売りにつながった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の基準線(122.26)を挟んだ位置で推移。同水準は日足均衡表の転換線(122.21)、20日移動平均線(122.13)に相当するためサポートの目安になりやすいですが、ここを下抜けた場合は、121円台前半まで調整が進む可能性もあるため注意が必要です。
本日の予想レンジ121.80~122.50

<豪ドル円>
豪ドル円は直近の安値を更新し、1月3日以来となる74.76まで下落した。この日発表された豪5月雇用統計において、失業率が悪化したことが影響した。改善予想が出ていた中での数値の悪化ということで、景気鈍化による早期利下げ観測が台頭し豪ドルが売られることとなった。チャートを見ると、実線は下降する20日移動平均線(75.48)や日足均衡表の転換線(75.38)に沿った下落を見せています。直近安値であった6月3日安値(74.96)を下抜け、戻りも鈍いことから、74円台半ば水準まで値を下げる可能性があると考えます。
本日の予想レンジ74.50~75.20


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