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豪ドル円は5カ月ぶりの安値

6月19日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
18日のドル円は乱高下。108円台半ばからスタートした後、利下げ観測の強まった豪ドル円の下落によりドル円もじり安の展開。夜間に発生した新潟県村上市を中心とした下越地方での地震の影響で一時108.05まで下落した後、大阪で開催されるG20首脳会議(サミット)で米中が首脳会談を行うとの報道を受け108.67まで切り返した。しかし、米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長の降格に関する報道を受け再び108.22まで下落。その後、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が、当該報道を否定したことで108.40台まで回復して取引を終えた。
チャートを見ると、実線は20日移動平均線(108.56)を挟んだ位置で推移。4月25日高値(112.39)と5月22日高値(110.66)を結んだ上値抵抗線を抜けるまでは頭の重い状況が続くと考えます。一方で下値については、引き続き日足均衡表の転換線(108.42)や節目108円が意識されると考えます。今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げ見送りというのが大方の予想ですが、今後の金融政策に対する米連邦準備理事会(FRB)の舵取りに注目が集まっています。
本日の予想レンジ108.00~108.80

<ユーロ円>
18日のユーロ円は約2週間ぶりの安値となる121.06まで下落。欧州中銀(ECB)のドラギ総裁がECB年次会議で域内の物価低迷が継続する場合、金融緩和を再開する旨について発言したことが影響した。チャートを見ると、実線は下降にする20日移動平均線(121.95)に上値を抑えられる展開。前日の安値(121.06)や節目121円を割り込むようだと、6月3日安値(120.77)まで下値余地が広がることになると考えます。
本日の予想レンジ121.10~121.90

<豪ドル円>
豪ドル円は連日安値を更新し73.92まで下落。この日発表されたオーストラリア準備銀行(RBA)の6月理事会の議事録で金融緩和の可能性がより具体的に示唆されたことが豪ドル売りにつながった。ただ、売りが一巡すると、74.65まで値を戻して取引を終えた。チャートを見ると、実線は下降する日足均衡表の転換線(74.96)に沿って推移。同水準を上抜けできると、日足均衡表の基準線(75.09)や20日移動平均線(75.259)まで戻りが入る可能性が出てくると考えます。
本日の予想レンジ74.00~74.70


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