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ドル円は109円間近

7月10日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
9日のドル円は5月31日以来となる108.96まで上昇。先週発表された米6月雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を上回り、米連邦準備委員会(FRB)の大幅利下げ予想が後退したことがドルを支援した。ただ、10日-11日に予定されているパウエルFRB議長の議会証言や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めるべく、マーケットは模様眺めムードが強く、109円乗せには至らなかった。チャートを見ると、実線は4月25日からの下落に対する3分の1戻し(108.91)を達成。ほぼ同位置に日足均衡表の雲の下限(109.03)が控えており、この水準で値固めできるかどうかがポイントになります。基調は上向きですが、109円台で定着できるかは疑問が残ります。
本日の予想レンジ108.70~109.30

<ユーロ円>
9日のユーロ円は朝方に1週間ぶりの高値となる122.13まで上昇。ただ、値動きは鈍くこの日の値幅は29銭にとどまった。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(121.98)を挟んだ動き。目先は実線の上で推移する日足均衡表の転換線(122.32)や基準線(122.14)を目指す展開ですが、この水準を抜けたとしても、4月17日高値(126.80)と7月1日高値(123.34)を結んだ上値抵抗線が控えており、頭の重い状況が続くと考えます。
本日の予想レンジ121.60~122.30

<豪ドル円>
9日の豪ドル円は節目76円を前に失速し75.29まで下落。米国の大幅利下げ観測の後退を受け、米ドル買い・豪ドル売りの流れが強まり、対円でも豪ドル売りが優勢となった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の転換線(75.70)を割り込んでいます。目先は前日の下落に対する自律反発が想定されますが、戻ったところは売りが入りやすく、20日移動平均線(75.17)の水準まで値を下げています。7月3日安値(75.12)まで値を下げる可能性があると考えます。
本日の予想レンジ75.20~75.80


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