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ドル円は底固い動き

7月12日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

7月15日(月)の海の日のレポートは休載とさせていただきます。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
週明けの15日は4-6月国内総生産(GDP)に加え、6月小売売上高や6月鉱工業生産など中国の重要経済指標の発表が控えています。米中貿易摩擦の影響が如実に反映された場合、リスク回避の動きが強まる可能性があるため、お客様におかれましては口座管理にご注意ください。

<ドル円>
11日のドル円は行って来い。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測の台頭によるドル売りが続き、ドル円は1週間ぶりの安値となる107.85まで下落。その後はこの日発表された米6月消費者物価指数(CPI)の改善を受け、寄り付きと同じ109円台半ば水準まで値を戻して取引を終えた。10日に行われた議会証言の中で、米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長が米国の経済見通しを巡る不透明感が増していると言及し、今月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が強まることとなった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の転換線(108.25)を挟み、4月25日からの下落に対するフィボナッチ係数3分の1戻し(108.91)と日足均衡表の基準線(107.88)の間で推移。方向感が出ておらず、当該レンジ内での値動きが予想されます。日本は3連休を控えポジション調整の取引に留まると考えます。
本日の予想レンジ107.90~108.80

<ユーロ円>
11日のユーロ円は122円を割り込み、一時121.61まで値を下げたものの、海外市場で買い戻しが入り122円台を回復した。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(122.04)を挟んだ動き。同水準には日足均衡表の雲の下限が控えており、目先の上値は抑えられやすい状況です。また、4月17日高値(126.80)と7月1日高値(123.34)を結んだ上値抵抗線(122円台半ば)もユーロの重しになると考えます。
本日の予想レンジ121.70~122.50

<豪ドル円>
11日の豪ドル円は20日移動平均線(75.22)に沿って推移し、4月17日高値(80.70)と7月1日高値(76.27)を結んだ下降トレンドラインの突破に成功。テクニカル的には短期的な上昇トレンドが示されているものの、5月以降、節目76円が上値抵抗として機能していることに変わりはなく、上値余地は限られると考えます。
本日の予想レンジ75.30~76.00


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