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欧州通貨は弱含み

7月17日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
16日のドル円は107.81から108.37まで上昇。この日発表された米6月小売売上高が事前予想を上回り米国内景気不安が和らいだことに加え、ユーロやポンドに対してドルが買われたことが影響した。ユーロドルは7月ZEW景況感調査の悪化により下落(ドルは上昇)、ポンドドルは次期首相候補のボリス・ジョンソン氏とジェレミー・ハント外相の発言により合意なき欧州連合(EU)離脱のリスクが急上昇したとの見方から下落(ドルは上昇)した。
チャートを見ると、実線は日足均衡表の基準線(107.88)のサポートを受け、20日移動平均線(108.07)に沿った動き。ただ、上値を日足均衡表の転換線(108.39)や4月25日高値(112.39)と7月10日高値(108.98)を結んだ上値抵抗線により、頭の重い展開が予想されます。
本日の予想レンジ107.90~108.50

<ユーロ円>
16日のユーロ円は経済指標の悪化を受け、6月21日以来となる121.09まで下落した。
チャートを見ると、実線は7月3日安値(121.31)を割り込み、6月3日安値(120.77)と6月21日安値(120.95)を結んだ下値支持線に到達しています。20日移動平均線(121.93)から遠のいたことでやや下振れリスクが上昇しており、前述の下値支持線を維持できなかった場合は121円割れの可能性が高まることになります。
本日の予想レンジ120.80~121.70

<豪ドル円>
16日の豪ドル円は続騰し、約2週間ぶりとなる76.13まで上昇した。
チャートを見ると実線は日足均衡表の転換線(75.65)に沿って上昇中。7月1日高値(76.27)の上抜けに成功した場合は節目77円まで上値余地が広がることになります。ただ、18日に予定されている豪6月雇用統計では新規雇用者数の減少が予想されており、豪ドルの上昇が継続するかどうかは判断に迷うところです。
本日の予想レンジ75.80~76.30


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