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クロス円は戻りを試すも上値は限定的

8月7日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
6日のドル円はドルショートの巻き戻しが入ったものの、戻りは限定された。先週表明されたトランプ米大統領による3,000億ドル相当の中国製品に10%の追加関税方針に加え、5日に中国人民元が1ドル=7元を超える元安により、朝方には一時105.51と1月3日以来の安値を達成した。その後、中国人民銀行が6日、対ドル基準値を1ドル=6.9683元と市場予想よりも元高水準に設定したことでリスク嗜好が改善し一時107.08まで円安が進んだが、勢いは続かず、106円台前半まで押し戻されて取引を終えた。チャートを見ると、実線は安値圏での上下動に留まっており方向感が出ていません。目先は前日のレンジ内での値動きが予想されます。再び106円を割り込む可能性もあるため注意したいところです。
本日の予想レンジ105.80~107.00

<ユーロ円>
6日のユーロ円は117.67から119.57まで2円超の円安を達成し、前日に付けた2017年4月以来となる117.67からの切り返しに成功した。ただ、ユーロ独自の材料による上昇ではないため、戻ったところは売りが入り高値圏を維持できなかった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の基準線(119.99)に抑えられており、上値の重い状況です。目先は節目119円を挟み、ドルと円の強弱によって、ユーロ円の値動きが左右されることになると考えます。
本日の予想レンジ118.20~119.70

<豪ドル円>
6日の豪ドル円は朝方に10年ぶりの安値となる71.23を達成。その後はポジション調整が入り72.70まで切り返したものの、勢いが続かず72円割れの水準まで押し戻される結果となった。この日はオーストラリア準備銀行(RBA)の政策委員会が開催され、政策金利は1.00%で据え置きが決定された。大方の予想通りであったため、マーケットへの影響は軽微だったものの、会合後の声明においてロウ総裁が追加利下げについて言及したことで豪ドルの買い戻しが鈍ることとなった。引き続き、円買いが入りやすい地合いであるため、戻ったところは売りが活発になると考えます。
本日の予想レンジ71.50~72.50


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