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節目105円割れ間近

8月13日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
12日のドル円は7カ月ぶりの安値となる105.04まで下落。米中貿易摩擦の激化による世界経済の鈍化懸念に加え、香港のデモを巡る懸念などがリスク回避の円買いに拍車をかけた。12日は105円を維持したものの、年初に付けた104.88が目前に迫っており、2018年3月に付けた104.62までの下落が視野に入ってきています。一方で連日の急落に対する反発が入った場合は、前日の高値(105.68)や日足均衡表の転換線(106.06)が目安になります。マーケットは不安定な状況が続いており、落ち着くまでにまだ時間がかかると考えます。本日夜間に予定されている米7月消費者物価指数(CPI)にも注意が必要です。
本日の予想レンジ104.80~105.70

<ユーロ円>
12日のユーロ円は続落し、約2年4ヵ月ぶりの安値である117.51まで下落。先週末にイタリア連立政権を担う極右「同盟」がコンテ内閣に対する不信任案を提出した一方で、早期選挙見通しを巡っては他の政党が反発するなど、政治状況の混迷がユーロ売りを誘った。ただ、売りが一巡すると118円台を回復して取引を終えた。チャートを見ると、実線は安値更新後の切り返しを見せていますが、日足均衡表の転換線(118.69)に抑えられ、上値は限定されそうです。目先は節目118円を挟んだ動きが予想されます。本日発表が予定されている独8月ZEW景況感調査は悪化が予想されており、欧州景気の鈍化によるユーロ売りの流れは継続することが予想されます。
本日の予想レンジ117.70~118.50

<豪ドル円>
12日の豪ドル円は朝方につけた71.68がこの日の高値となり、その後は70.89まで下落した。8月7日につけた約10年ぶりの安値である70.73は割り込まなかったものの、依然として下降圧力の強い値動きです。チャートを見ると、オシレーター系指標が売られ過ぎの水準に達しておらず、もう一段の下落の可能性があります。71円台を維持できない場合は節目70円までの下値余地が広がることになると考えます。
本日の予想レンジ70.70~71.80


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