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マーケットは週末のイベント待ち

8月22日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
21日のドル円は106.20から106.64まで上昇。ただ、前日の下落分を取り戻しただけで週初からのレンジ内の値動きにとどまった。チャートを見ると、実線は引き続き日足均衡表の転換線(106.01)のサポートを受ける一方で、上値は8月19日高値(106.69)に抑えられており方向感は出ていません。同水準を上抜けできても節目107円や日足均衡表の基準線(107.18)が上値抵抗になり上値余地は大きくないようです。公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、複数の参加者が50ポイントの利下げを望んでいた一方で、追加利下げを検討しているとの印象を払しょくすることで一致したことが判明したものの、マーケットへの影響は限定された。今週末に予定されている米ワイオミング州ジャクソンホールでの経済シンポジウムまでは模様眺めムードが続くかもしれません。
本日の予想レンジ106.20~106.80

<ユーロ円>
21日のユーロ円は約2年4ヵ月ぶりの安値水準となる117円台後半から切り返し、118円台を回復。イタリアでのコンテ首相が辞任を表明したことに対し、野党の民主党(PD)が与党左派「五つ星運動」と連立政権樹立を協議する用意があると述べたことで政治混乱が早期に収束する可能性が意識されユーロは小幅に買い戻される展開となった。チャートを見ると、実線は下値を8月12日安値(117.51)に支えられる一方で、上値は日足均衡表の転換線(118.57)や20日移動平均線(118.53)に抑えられており頭の重い状況です。本日公開予定の欧州中銀(ECB)理事会議事録や欧州各国の景気指数の結果を待ちたいところです。
本日の予想レンジ117.80~118.50

<豪ドル円>
21日の豪ドル円は日足均衡表の転換線(71.93)のサポートを受け、上値抵抗になっていた20日移動平均線(72.23)を回復。20日に公表されたオーストラリア準備銀行(RBA)金融政策会合議事録で過度な景気後退懸念や利下げ観測が後退したことが影響した。目先は72円台での値固めを試す展開ですが、基調転換とは言い難く上値は限定されると考えます。
本日の予想レンジ71.90~72.50


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