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円高圧力くすぶる

8月28日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
27日のドル円は節目106円を挟みもみ合い。朝方は米中通商協議の再開への期待から高く始まったものの、中国外務省の報道官が中国と米国の電話協議について否定したことを受け、ドル円は105円台半ばまで反落。海外時間に入ってから発表された複数の米経済指標の改善を受けて106円台を回復したものの、米2年債と米10年債の利回り格差の拡大が景気後退懸念を強め、再び105円台後半まで押し戻されて取引を終えた。この日発表された米8月消費者信頼感指数及び米8月リッチモンド連銀製造業指数はいずれも事前予想を上回る結果が示された。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(106.04)を挟んだ位置で推移。目先は下値を日足均衡表の転換線(105.58)に支えられつつ、上値は前週の急落前の水準である106円台半ばまでに留まると考えます。
本日の予想レンジ105.60~106.50

<ユーロ円>
27日のユーロ円は約2年4ヵ月ぶりの安値(116.55)に近い117円台でもみあい。この日発表された独4-6月国内総生産(GDP)改定値は3四半期ぶりのマイナス成長を記録し、欧州経済の減速が示されたものの、速報値と同じ数値だったこともありマーケットへのインパクトは小さかった。チャートを見ると、実線は下降する20日移動平均線(118.11)に抑えられ頭の重い状況です。同じく下降する日足均衡表の転換線(117.51)に沿った動きを見せており、節目117円を目指す展開が予想されます。
本日の予想レンジ117.00~117.90

<豪ドル円>
27日の豪ドル円は71円台でもみあい。前日の26日に2009年4月以来の安値となる69.64まで下落したこともあり、この日は様子見の展開となった。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(71.82)に上値を抑えられており基調は下向き。サポートになっている日足均衡表の転換線(71.17)を割り込むと、先週の安値(71.02)や先々週の安値(70.89)まで値を下げる可能性が出てくると考えます。
本日の予想レンジ71.00~72.00


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