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ドル円は106円台で底堅い動き

9月5日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
4日のドル円は前日の下落分を取り戻し、105.82から106.43まで上昇。香港行政長官が逃亡犯条例改正案の撤回表明、イタリアでコンテ首相による新内閣の発足、英議会下院が欧州連合(EU)からの合意なき離脱を阻止するための離脱延期法案を賛成多数で可決したことなど、世界各国の政治懸念が軽減したことが円安の要因となった。ただ、3日に発表された米8月ISM製造業景況指数は2016年8月以来初めて好不況の分かれ目となる50を下回るなど、米国景気の後退と今月17-18日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測がドル円の上値を抑えることとなった。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(106.14)を挟み、下は日足均衡表の基準線(105.70)、上は8月30日高値(106.67)のレンジで推移。トレンドは下向きですが、先週に104円台まで値を下げた後ということもあり一段安の可能性は低く、106円を挟んだもみ合いが続く可能性が高いと考えます。本日予定されている米8月ISM非製造業景況指数の結果にも注目です。
本日の予想レンジ105.80~106.60

<ユーロ円>
4日のユーロ円は2017年4月以来となる115.86から117.42まで切り返す展開。ポンドの上昇がユーロにも波及し欧州通貨が買い戻されることとなった。チャートを見ると、実線は安値から20日移動平均線(117.50)付近まで切り返す展開。ここ数ヵ月の間、実線は下降する20日移動平均線を抜けられておらず、同じく下降が続く日足均衡表の基準線(117.72)を越えての上昇は難しいかも知れません。戻りいっぱいで117円割れを再度試す可能性があると考えます。
本日の予想レンジ115.70~117.60

<豪ドル円>
4日の豪ドル円は上値抵抗になっていた20日移動平均線(71.78)を上抜け72.33まで上昇。
この日発表された中国8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が改善したことに加え、豪4-6月国内総生産(GDP)が事前予想通りの結果となったことで過度なリスク回避懸念が後退し、豪ドルが買い戻される展開となった。目先は72円台での値固めできるかがポイントなります。 上値を伸ばせた場合は8月13日高値(72.92)や節目73円が目標になると考えます。
本日の予想レンジ71.80~72.70


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