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リスクオンで円安加速

9月6日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
5日のドル円は8月2日以来となる107.22まで上昇。米中両国が通商交渉を10月初旬に開催することで合意したとの報道を受け、米中関係の回復期待が高まった。また、この日発表された米8月ADP雇用統計や米8月ISM非製造業景況指数を含む複数の米経済指標の改善もドルの買い戻しを支援した。3日発表の米8月ISM製造業景況指数は2016年8月以来初めて好不況の分かれ目となる50を下回り、今月17-18日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測が懸念材料となっていた。チャートを見ると、実線は上値抵抗になっていた8月30日高値(106.67)を突破し107円台を回復。目先は日足均衡表の雲(107.41)が目標になりますが、雲そのものは下降傾向にあり、107円台を維持できるかどうかは判断に迷うところです。本日は前日の上昇に対する調整をいれつつ、米8月雇用統計を待つことになりそうです。注目の非農業部門雇用者数は前回の+16.4万人に対し+15.8万人の予想となっています。事前予想を超える改善となった場合には前述の雲を抜け、節目108円まで上値を伸ばすかも知れません。数値が悪化した場合は20日移動平均線(106.24)まで押し戻されると考えます。
本日の予想レンジ106.30~107.40

<ユーロ円>
5日のユーロ円は3週間ぶりに118.60を回復、今週の上げ幅は2円74銭にのぼった。イタリアでコンテ首相による新内閣が発足し、政局混乱を回避できたとの見方からユーロの買い戻しが進むこととなった。チャートを見ると、実線は上値抵抗になると考えた20日移動平均線(117.55)や日足均衡表の基準線(117.72)を突破。次はこの水準での値固めを試す展開です。
本日の予想レンジ117.50~118.60

<豪ドル円>
5日の豪ドル円は続伸し、5週間ぶりの高値となる73.13を達成。4日に発表された中国8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)の改善や米中通商交渉への期待から豪ドルの買い戻しが進むこととなった。チャートを見ると、6月19日高値(75.78)からの下落に対するフィボナッチ係数2分の1戻しを達成。同水準には日足均衡表の雲の下限(73.20)が控えており、この水準を抜けるには新規の材料が必要だと考えます。目先は節目73円を挟んで方向感を探る展開が予想されます。
本日の予想レンジ72.40~73.20


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