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ドル円は108円台で底固い動き

9月17日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
16日のドル円は先週の終値(108.04)から大きく円高にふれて107.41からスタートしたものの、徐々に値を戻し108.16まで値を上げて取引を終えた。週末に発生したサウジアラビア東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設に対する攻撃により地政学リスクが高まったことが寄り付きの円高につながった。その後、トランプ米大統領が必要に応じて米戦略石油備蓄の放出を承認したと明らかにしたことで、原油は上げ幅を縮小し、リスク回避の円買いの動きが収束することとなった。チャートを見ると、実線は8月1日高値(109.31)からの調整に対するフィボナッチ係数3分の2戻し(107.44)の水準を維持し、108円台で推移。引き続き、週足均衡表の基準線(108.41)を試すことが予想されます。ただ、17日-18日の日程で始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、マーケットは模様眺めムードが強まり、直近での上昇は難しいかも知れません。今会合では0.25%の追加利下げが予想されています。
本日の予想レンジ107.70~108.40

<ユーロ円>
16日のユーロ円は119.50から118.68まで下落。サウジアラビアでの石油施設に対する攻撃による地政学リスクの高まりにより有事のドル買いが入りユーロドルが下落、ユーロ円もつれ安することとなった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の雲の下限(118.99)まで押し戻される展開。先週つけた120円を維持できなかったことで、上昇基調が弱まっており、目先は日足均衡表の転換線(118.77)を挟んで119円台での値固めを試す展開画予想されます。
本日の予想レンジ118.50~119.50

<豪ドル円>
チャートを見ると、実線は20週移動平均線(74.31)の水準に近づいており、この水準を上抜けできると節目75円まで上値余地が広がることになります。ただ、本日予定されているオーストラリア準備銀行(RBA)金融政策会合議事録の内容次第では、再び豪ドル売りが優勢になるかもしれません。その場合は前日安値(73.71)や日足均衡表の雲の上限(73.50)まで押し戻される可能性もあると考えます。
本日の予想レンジ73.80~74.50


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