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月末のポジション調整進む

9月27日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
26日のドル円は前日比で小幅上昇となり、1週間ぶりに107.95まで値を上げた。中国の王毅国務委員兼外相が中国は米国からの輸入を拡大する用意があると発言したことで、米中通商交渉が進展するとの見方から円安・ドル売りの動きとなった。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(107.63)を回復し、下振れ懸念は後退しているものの、日足均衡表の転換線(107.71)が下降傾向にあり、短期的には上値は抑えられ易い状況です。目先は節目108円前後での小幅な値動きが予想されます。ただ、本日予定されている複数の米経済指標に改善が見られた場合は9月19日高値(108.47)まで上値余地が広がる可能性も有ると考えます。
本日の予想レンジ107.40~108.10

<ユーロ円>
26日のユーロ円は続落し、3週間ぶりの安値となる117.51まで下落。ユーロ圏各国の景況感が悪化する中、欧州中銀(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事の後任人事をめぐる思惑からユーロが売られることとなった。同氏は現在のECBの緩和政策に否定的なタカ派的立場であったが、後任にはドラギ総裁に近い緩和政策推進に前向きなハト派の人物が選ばれるとの見方がユーロ売りにつながった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の雲の下に位置し、基準線(117.93)を割り込む展開。早急に同水準を回復できない場合は下振れリスクが高まり、前日安値(107.51)を割り込むこともあると考えます。
本日の予想レンジ117.40~118.10

<豪ドル円>
26日の豪ドル円は日足均衡表の基準線(72.78)を挟みもみ合い。同水準は8月26日安値(69.94)からの上昇に対するフィボナッチ係数3分の1押し水準(72.73)に近く、騰落の分岐点に相当する地点といえます。前日に73円を回復できなかったことで下振れリスクが強まりつつあり、頭の重い状況が続くと考えます。
本日の予想レンジ72.30~73.00


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