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ドル円の底堅さ続く

10月1日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
30日のドル円は節目108円を挟み高値圏で推移。経済指標の悪化を受けてユーロドルが2年半ぶりの安値となる1.0884まで下落し、相対的にドルが買われる展開となった。また、トランプ米政権が米国の証券取引所に上場している中国株の上場廃止を検討しているとの先週の報道を米財務省が否定したこともドルを支援する材料となった。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(107.81)のサポートを受け堅調な動きを見せています。目先は前日高値(108.17)の上抜けを目指すことが予想され、ここを抜けると週足均衡表の基準線(108.41)や9月19日高値(108.47)まで上値余地が広がることになります。なお、本日は米9月ISM製造業景況指数や米9月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値など、重要指標の発表が控えているため、海外時間の値動きに注意が必要です。
本日の予想レンジ107.80~108.30

<ユーロ円>
30日のユーロ円は節目118円を割り込み117.53まで下落。この日発表された独9月消費者物価指数(CPI)が事前予想を下回ったことで、域内経済への懸念が広がりユーロの重しとなった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の雲の下に位置し、基準線(117.93)を割り込む展開。目先は下降する雲の下限に沿って9月27日安値(117.44)を試す展開が予想されます。本日予定されている欧州各国の複数の景気指数が悪化した場合には117円ちょうど付近まで値を下げる可能性もあるため注意が必要です。
本日の予想レンジ117.40~118.00

<豪ドル円>
30日の豪ドル円は日足均衡表の基準線(72.78)を挟みもみ合い。同水準は8月26日安値(69.94)からの上昇に対するフィボナッチ係数3分の1押し水準(72.73)に近く、騰落の分岐点に相当する地点といえます。日足均衡表の雲の上限(73.05)や20日移動平均線(73.43)が上値抵抗になり、終値ベースで前述の基準線を割り込むと9月25日安値(72.47)まで値を下げることになるかもしれません。なお、本日はオーストラリア準備銀行(RBA)政策会合が予定されており、政策金利の引き下げが想定されています。金利引き下げはすでに織り込み済との見方が強いものの、材料出尽くしで上昇に転じるか、一段安となるか値動きに注意したいところです。
本日の予想レンジ72.40~73.40


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