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米経済の先行き不安からドル安

10月3日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
2日のドル円は続落し1週間ぶりの安値となる107.04まで値を下げた。この日発表された米9月ADP雇用統計が+13.5万人と事前予想の+14.0万人を下回るとともに、前回値も+19.5万人から+15.7万人へ下方修正されたことが影響した。前日発表の米9月ISM製造業景気指数も2009年6月以来の低水準を記録しており、米経済に対する懸念がドル売りを誘うこととなった。チャートを見ると、実線は9月以降の上昇トレンドをサポートした20日移動平均線(107.81)を割り込み下げが加速。日足均衡表の基準線(107.12)まで値を下げることとなった。下げ止まり感はまだ見えず、節目107円割れの可能性が高まっています。目先は9月25日安値(106.95)、8月26日からの上昇に対するフィボナッチ係数3分の1押し水準(106.93)、日足均衡表の雲の上限(106.88)が調整の目安になると考えます。
本日の予想レンジ106.80~107.60

<ユーロ円>
2日のユーロ円は約1ヵ月ぶりの安値となる117.32まで下落。ドル円の下落につられる形でユーロ円も値を落とすこととなった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の雲の下限(117.44)に沿い頭の重い展開です。前日に節目118円を回復できずに反落したことから下降トレンドが強まっており、節目117円付近まで調整が進む可能性が高まっていると考えます。本日は欧8月卸売物価指数(PPI)、欧8月小売売上高の発表が予定されておりますが、いずれも悪化予想が出ており、ユーロの重石になることが想定されます。
本日の予想レンジ117.00~117.80

<豪ドル円>
2日の豪ドル円は1ヵ月ぶりの安値となる71.72まで下落。1日に開催されたオーストラリア準備銀行(RBA)政策会合における政策金利の引き下げと追加利下げ観測に加え、ドル円の下落につられる形で豪ドル円も値を下げることとなった。チャートを見ると、実線は8月26日安値(69.94)からの上昇に対するフィボナッチ係数3分の2押し水準(71.68)まで下落。目先は節目72円での攻防が予想されますが、早期に72円を回復できない場合、71円台半ば水準まで値を下げる可能性はあると考えます。
本日の予想レンジ71.50~72.10


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