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ドル円の上値重い

10月23日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
22日のドル円は日本市場が休場の中、朝方につけた108.72がこの日の高値となり、108.43まで下落。市場参加者が少ない中、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる一連の採決を受けて、離脱の行方が一段と不透明になったことでリスク回避の動きが強まった。ただ、ポンドが対ドル、対円で売られたことでドル円の下落は小幅にとどまった。英下院がEU離脱協定関連法案の審議加速動議を否決し、ジョンソン首相が目指す月末の離脱がほぼ不可能となり、合意なき離脱への懸念が再浮上することとなった。チャートを見ると、実線は日足均衡表の転換線(108.48)に沿った動き。直近の動きを見ると、高値は10月17日高値(108.93)を筆頭に徐々に下降傾向にあり、上値の重さが目立ち始めています。前述の転換線を下抜けた場合は、20日移動平均線(107.95)や日足均衡表の基準線(107.70)まで調整が入ることが想定されます。
本日の予想レンジ107.90~108.80

<ユーロ円>
22日のユーロ円は節目121円を割り込み120.57まで下落。目先は日足均衡表の転換線(120.28)がサポートになることが想定されますが、オシレーター系指標が頭を丸めており、実線が転換線を割り込んだ場合には120円割れの可能性もあると考えます。明日は欧州中銀(ECB)の政策委員会が予定されており、更なる金融緩和に向けた声明が出された場合にはユーロ安が加速する可能性があるため注意が必要です。
本日の予想レンジ120.20~121.00

<豪ドル円>
22日の豪ドル円は午前中に8月1日以来となる74.81まで上昇したあと、調整は入ったものの74円台を維持して取引を終えた。チャートを見ると、実線は日足均衡表の転換線(73.90)のサポートを受けた動きを継続しており、同水準を割り込むまでは基調継続と考えます。
本日の予想レンジ74.00~74.90


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