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米中通商交渉の進展期待で円安

11月8日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
7日のドル円は5月31日以来となる109.48まで上昇。東京時間では売りが先行し、109円ちょうど付近から108.64まで調整が入ったものの、海外勢が取引に参入する夕方以降はドルを買い戻す動きが強まった。中国商務省の高峰報道官が7日、米中両国がここ2週間の間に、今までの追加関税を段階的に撤廃することに合意したと明らかにしたことを受けてリスク選好の度合いが強まった。チャートを見ると、実線は8月26日安値(104.44)と10月3日安値(106.48)を結んだトレンドラインのサポートを受け、上昇基調を継続。10月31日高値(109.28)を上抜けたことで週足均衡表の雲の下限(109.71)まで上値値余地が広がっています。ただ、来週月曜日はベテランズ・デーで米国市場が3連休となるため、ポジション調整の売りが入る可能性があります。海外時間のマーケットの動向に注意したいところです。
本日の予想レンジ108.80~109.70

<ユーロ円>
7日のユーロ円は朝方に売りが先行し一時10月16日以来となる120.13まで下落。しかし、夕方以降は米中通商問題の解決に対する期待感からリスクオンの流れとなり、安全資産とされる円が売られ121.10まで値を戻すこととなった。チャートを見ると、実線は上昇を続ける20日移動平均線(120.75)を挟んだ動き。基調は悪くないものの、10月以降の動きを鑑みると121円台での値固めは難しくれません。
本日の予想レンジ120.30~121.20

<豪ドル円>
豪ドル円は米中通商問題の解決に対する期待感から買いが優勢となり、7月24日以来となる75.66を達成。チャートを見ると、実線は日足均衡表の転換線(74.97)や20日移動平均線(74.59)のサポートを受けており上昇基調は維持し、節目76円を試す展開です。目先は高値更新後の自動調整が入りやすいと考えますが、前述のサポートを下回らない限り基調継続だと考えます。
本日の予想レンジ74.90~75.90


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